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SD格付け債券受け入れのための新たな貸出制度?

為替千里眼、本格動意の木曜日の割りには少々物静かな展開となった今日のロンドン市場ですが、ドル円は引続き78円High前後での揉み合い、ユーロドルも欧州緊急首脳会合の結果待ちといった雰囲気で、参加者の大半は虎視眈々と市場の動きを見守っているような状況です。ロイターでは、欧州緊急首脳会議でギリシャの選択的債務不履行(SD)について協議するといった旨を報じており、独政府もギリシャがSDを受け入れるといった見通しを述べていることから、この路線が一番可能性が高いのではないかと思われます。メルケル首相も今回の緊急会合で「新たなギリシャ支援で合意する見込み」と発言していることから、ある程度の道筋は既に立てられており、その詳細部分の詰めを残すのみといったところかもしれませんが、仮にギリシャがSDを受け入れた場合のECBに対する受入れ担保としてギリシャ債の扱いはどのようになるのか、その点がまだ明確に見えてこないというのが実情かもしれません。

バークレイズでは、ECBが「選択的債務不履行も債務不履行も認めない」という原則を維持するとすれば、既存の貸出制度とは別にECBの借入に依存した「常習銀行」を対象とした新たな貸出制度を創設し、SD等の格付けのユーロ圏国債を含めた担保を受け入れることで解決することができるとの見解を示しておりましたが、仮にそうした場合でも先に救済を受けたアイルランドやポルトガルなどに対する不公平感が出てしまうのも事実ですので、基本的にはECBがSD格付けの国債を受け入れるのはもちろんのこと、新たな貸出制度を創設することによって不公平感がでないのであれば、このシナリオが一番スムーズであることは言うまでもありません。市場は既にギリシャのデフォルトの大半を織り込んでいると思いますが、あとは格付け会社のレーティングがどのような判断となるか、格付け会社と市場の反応を待ちたいところです。

米フィリーFed各社予想
バークレイズ:5.0
NYメロン:4.3
Wファーゴ:3.0
シティ:2.0


ところで、NYタイム序盤から急激にユーロドルほかストレートが跳ね上がっておりますが、低調に推移していたダウ先も+50ドル付近まで上昇、全般的にドル売りに傾斜しております。なんだか乱高下でついていくだけで精一杯といった感じではありますが、現状行われている欧州緊急首脳会議での草案が報じられたことを好感した動きのようで、ユーロドルはこのまま長期下落トレンドのレジストとなる1.44手前まで上昇できるかどうか、といった感じです。モメンタムもまだ若干上値余地を残しておりますので、1.43に明確に乗せることができれば、ストップも含め一段高になるような感じではありますが、現状の緊急会合におけるヘッドラインに対する反応ですと、逆に何らかのネガティブな材料で一気に突き落とされるリスクもありますので、その点を踏まえながら一段高に期待したいとことかもしれません。

先ほど発表のIJCは、今週もまた市場予想を下回ってしまったので引続きドル売りが強まりそうな雰囲気ではありますが、上記フィリーに関してもあまり良いイメージを持っていないので、引続きマクロの下振れリスクに対する地合いの悪化などにも注意しながら、基本的にはドルショートを軸に、ちょこまかポジショニングしてみたいと思います。

では、この後も頑張りましょう!

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