記事

第3四半期ユーロ圏GDP速報値、前期比+0.3% 追加緩和観測強まる

[ブリュッセル 13日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した第3・四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値は、前期比0.3%増、前年比1.6%増となり、いずれも予想を下回った。

イタリア、オランダ、ポルトガル、フィンランドが不振だった。市場では、欧州中央銀行(ECB)が12月に追加金融緩和策を打ち出すとの観測が強まる結果となっている。

ロイター調査によるエコノミスト予想は前期比プラス0.4%、前年比プラス1.7%だった。

ユーロ圏の2大経済大国であるドイツとフランスはいずれも前期比0.3%増と、市場予想並みだった。ただ第3位のイタリアは0.2%増と、予想の0.3%増に届かず。オランダは0.1%増にとどまり、予想の0.3%増を下回る伸びだった。

ポルトガルは前期比横ばい。フィンランドの減少率は予想より大きかった。

蘭ABNアムロのマクロ・金融市場調査責任者、ニック・クーニス氏は「今回の結果は、すでに来月の理事会で一段の金融緩和を進めようとしていたECBの予想すら下回った」と分析。「追加緩和へ踏み切るためにあと一押しを必要としていたのなら、この指標がそれになったはずだ」と述べた。

同氏は、ECBが国債買い入れプログラムを1カ月当たり200億ユーロ増やし800億ユーロにすると予想。「中銀預金金利の10ベーシスポイント(bp)引き下げも見込んでいる」とした。

エコノミストらは、第3・四半期の伸びが予想を下回ったのは域外への純輸出の減少がドイツ、フランス、イタリアで顕著だったことが要因だとみている。IHSグローバル・インサイトのエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は「ユーロ圏の輸出業者が通貨安から受けた恩恵が、世界経済の成長鈍化によって相殺されたことを示している」と指摘。「他方で、ユーロ圏の内需は比較的しっかりしており、輸入を支えた」と述べた。

ただ、同日に発表された9月のユーロ圏貿易収支は季節調整前で205億ユーロの黒字になった。輸出が1%増加する一方で、輸入は1%減少した。

*内容を追加しました。

トピックス

議論福島第一原発処理水の海洋放出は許容できるリスクか?

ランキング

  1. 1

    橋下氏 任命拒否の教授らに苦言

    橋下徹

  2. 2

    北野武 死の「理由」憶測に持論

    NEWSポストセブン

  3. 3

    給付金効果はあったが見えぬだけ

    自由人

  4. 4

    日本における次世代の目玉産業は

    ヒロ

  5. 5

    岡村結婚の裏に涙のエレベーター

    文春オンライン

  6. 6

    大阪市なくなるのは嫌という心理

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  7. 7

    ロンブー淳 TVに抱く気持ち悪さ

    文春オンライン

  8. 8

    すすきの感染 酒飲みにうんざり

    猪野 亨

  9. 9

    白昼堂々万引きも放置? 米の現状

    後藤文俊

  10. 10

    蓮舫氏 交通・経済回す政策示す

    立憲民主党

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。