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- 2011年07月13日 20:26
ユーロドル1.37Mid/今週末までは戻りに徹する予定・・・(笑)
為替千里眼、所用により昨晩やお昼の更新ができませんでしたことお詫びいたします。まぁ、得てしてこういうときに限って積極的な動意に見舞われるのがセオリーでもありますが、ご周知のとおり欧州債務懸念の強まりによる「質への逃避」背景に株式市場は続落、債券市場は続伸という典型的なリスク回避の展開に支配されております。今日もドル円が一時78円Lowまで下落するなど、依然としてダウンサイドリスクが燻っているのが実情ではありますが、さすがに各通貨ともオーバーシュートし過ぎた感は否めず、ドル円で79円台、ユーロドルも1.40Highまで反発しております。今晩はFedバーナンキ議長の下院での半期議会証言が焦点となりますが、その証言内容について、FOMC後の記者会見で述べた「追加的な証券購入の異なる構造での実施」という部分で間接的にQE3に言及するか否か、先週の雇用統計の悪化を受けどのような金融政策スタンスを示すかで、再び下方向の動意が再燃するかもしれません。
さて、簡単に昨晩の展開をおさらいしておきたいと思いますが、マクロ面では米貿易収支が予想を大幅に上回る赤字幅、内訳としては輸出が前月比-0.5%と減少に転じた一方で、輸入が+2.6%と大きく増加したことが背景にあります。注目の3年債入札に関しましては、足許の回避動意を反映してか、落札利回りが0.67%と直前の取引利回り0.688%を下回る堅調な結果、応札倍率こそ低下いたしましたが、落札利回りは昨年11月以来の8ヵ月ぶりとなる低水準となりました。その他、TIPPの景気楽観度指数も41.4と3ヶ月ぶりの低下、中小企業楽観度調査も90.8と市場予想を下回り4ヶ月連続の低下、米マクロは軒並み低調だったというのが実情かと思います。
一方のユーロ圏に関しましては、ECBが周辺国の国債を購入したという憶測が広がったことや15日にEU特別首脳会議が開催される可能性が報じられたことで、ここ最近懸念が高まっていたギリシャやイタリアなどの国債スプレッドが縮小、ユーロドルは1.3830アラウンドまで下落後は一気に1.40付近まで反発する展開となりました。さすがにチャート的にも行き過ぎ感はありましたので、現状の急反発に違和感は感じませんが、引続き超長期トレンドのサポート水準となる1.37Midレベルへの下落の恐れは十分ありそうで、目先の反発は遅行スパンと価格が面合わせとなる1.41Mid付近が限界ではないかと踏んでおります。ユーロ円も結局109円台と震災直後の安値圏レベルまで下落しましたので、やはり値頃で手を出さなくて良かったというのが本音ですが、既に111円台まで反発しているところを見ると、少々後悔の念もあります。
伊債入札に関しては、利回り水準そのものが大幅に上昇しており、足許の債務危機問題を反映するかのような利回り水準となっておりましたが、応札そのものはまだ十分調達できており(それでも応札倍率は1.5倍程度)、今度は14日に予定されている中長期債入札に焦点を移しております。その他の材料としては、ムーディーズがアイルランド国債の格付けをワンノッチ引下げ、それを受けたIMFも財政危機問題を背景に金融市場が制御不能の事態に陥ることを早い段階で回避するため、数日中に国債買い戻し案を含むギリシャ救済策を打ち出す用意があることを示す必要があるとの見解を示しておりましたが、アイルランドそのものは今年上半期の政府財政赤字についてEU/IMF目標を達成しており、GDP成長率も前年比+0.1%と僅かながらもプラス成長に戻っていることから、ギリシャやポルトガルとは同一視しないほうが良いかと思います。
FOMC議事録の件まで触れられませんでしたが、内容的には一部のメンバーが引続き、早い段階での金融緩和解除が必要になるかも知れないと主張する一方、一部メンバーは経済成長が失業率を押し下げるのに不十分な状況が続いており、追加緩和の実施が適切となる可能性があるとの見方を示しておりました。Fed内ではcons形成には至っていないようで、即座にQE3というお話ではないと思いますが、このまま米マクロの低調さが際立つようだと、その追加緩和の可能性は日増しに高まってくると思われますので、特に債券市場の上昇、利回り低下を受けたドル円の下落には注意したいところです。まぁ、ドル円の下落については既に外野が騒ぎ始めておりますので、度々「介入観測」が囁かれるところかとは思いますが、今晩も議長証言以外は材料がありませんので、現状+50ドル付近で推移しているダウ先が再びプラス圏を吐き出すような展開となった場合には、回避動意体勢だけは整えておきたいと思っています。
では、今晩も頑張りましょう!
さて、簡単に昨晩の展開をおさらいしておきたいと思いますが、マクロ面では米貿易収支が予想を大幅に上回る赤字幅、内訳としては輸出が前月比-0.5%と減少に転じた一方で、輸入が+2.6%と大きく増加したことが背景にあります。注目の3年債入札に関しましては、足許の回避動意を反映してか、落札利回りが0.67%と直前の取引利回り0.688%を下回る堅調な結果、応札倍率こそ低下いたしましたが、落札利回りは昨年11月以来の8ヵ月ぶりとなる低水準となりました。その他、TIPPの景気楽観度指数も41.4と3ヶ月ぶりの低下、中小企業楽観度調査も90.8と市場予想を下回り4ヶ月連続の低下、米マクロは軒並み低調だったというのが実情かと思います。
一方のユーロ圏に関しましては、ECBが周辺国の国債を購入したという憶測が広がったことや15日にEU特別首脳会議が開催される可能性が報じられたことで、ここ最近懸念が高まっていたギリシャやイタリアなどの国債スプレッドが縮小、ユーロドルは1.3830アラウンドまで下落後は一気に1.40付近まで反発する展開となりました。さすがにチャート的にも行き過ぎ感はありましたので、現状の急反発に違和感は感じませんが、引続き超長期トレンドのサポート水準となる1.37Midレベルへの下落の恐れは十分ありそうで、目先の反発は遅行スパンと価格が面合わせとなる1.41Mid付近が限界ではないかと踏んでおります。ユーロ円も結局109円台と震災直後の安値圏レベルまで下落しましたので、やはり値頃で手を出さなくて良かったというのが本音ですが、既に111円台まで反発しているところを見ると、少々後悔の念もあります。
伊債入札に関しては、利回り水準そのものが大幅に上昇しており、足許の債務危機問題を反映するかのような利回り水準となっておりましたが、応札そのものはまだ十分調達できており(それでも応札倍率は1.5倍程度)、今度は14日に予定されている中長期債入札に焦点を移しております。その他の材料としては、ムーディーズがアイルランド国債の格付けをワンノッチ引下げ、それを受けたIMFも財政危機問題を背景に金融市場が制御不能の事態に陥ることを早い段階で回避するため、数日中に国債買い戻し案を含むギリシャ救済策を打ち出す用意があることを示す必要があるとの見解を示しておりましたが、アイルランドそのものは今年上半期の政府財政赤字についてEU/IMF目標を達成しており、GDP成長率も前年比+0.1%と僅かながらもプラス成長に戻っていることから、ギリシャやポルトガルとは同一視しないほうが良いかと思います。
FOMC議事録の件まで触れられませんでしたが、内容的には一部のメンバーが引続き、早い段階での金融緩和解除が必要になるかも知れないと主張する一方、一部メンバーは経済成長が失業率を押し下げるのに不十分な状況が続いており、追加緩和の実施が適切となる可能性があるとの見方を示しておりました。Fed内ではcons形成には至っていないようで、即座にQE3というお話ではないと思いますが、このまま米マクロの低調さが際立つようだと、その追加緩和の可能性は日増しに高まってくると思われますので、特に債券市場の上昇、利回り低下を受けたドル円の下落には注意したいところです。まぁ、ドル円の下落については既に外野が騒ぎ始めておりますので、度々「介入観測」が囁かれるところかとは思いますが、今晩も議長証言以外は材料がありませんので、現状+50ドル付近で推移しているダウ先が再びプラス圏を吐き出すような展開となった場合には、回避動意体勢だけは整えておきたいと思っています。
では、今晩も頑張りましょう!



