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- 2011年07月12日 14:39
週末の伊債入札までは回避動意が続く?
為替千里眼、週初から随分と凄い展開になってしまった今週の為替市場ですが、ご周知のとおり昨晩の展開はユーロ周縁国危機を受けた回避動意を背景に株価は大幅下落、債券利回りは大幅高、ストレートは軒並み逃避的なドル買いに傾斜し、ドル円は80円Low、ユーロドルは心理的節目となる1.40をも下回る大幅下落となりました。先週後半から急激に台頭したイタリアへの財政懸念が今度はスペインにまで波及し、対独10年債スプレッドは、イタリア債で前日比で+57bpsの301bps、スペイン債で+51bpsの336bpsと、大幅に拡大しております。引続き、市場の注目はユーロ圏の財政懸念に集まりやすく、EU財務相会合の内容や進捗、ギリシャ債務再編懸念、イタリア問題、10〜15行程度が不合格となる恐れのあると言われるストレステストの結果公表などに関するヘッドラインに対して神経質にならざるを得ないというのが実情かと思います。
肝心のドル円に関しましては、いずれも回避動意の受け皿となりうる通貨だけに、ここまで下落してしまうのも少々違和感を感じる部分ではありますが、欧州懸念を背景に米10年債利回りは-11bpsの2.92%まで下落、つい先日まで3.20%付近まで上昇していたのが嘘のような急落ぶりであります。しかも、今晩には320億USDの3年債入札が控えており、目先の市場の地合いを考慮しても好応札となる可能性が高いだけに、一段の債券上昇・利回り下落が想定され、ドル円も一段下落となる可能性は否定できません。欧州圏の問題で一気に地合いを損ねてしまったうえ、さらに米マクロの悪化で一段の回避動意を招くことになると、ドル円も6月初の安値79円Midを再度試す可能性がありますので、その点は念頭に置いておきたいとこではあります。
米債入札ももちろんですが、本日はイタリアの12ヵ月物Tビルとギリシャの6ヵ月物Tビルの発行が行われ、14日にはイタリアの5年、6年、12年、15年物の国債入札が予定されているだけに今週末まではこの問題は収束しないように思えます。たしかに、ユーロ円などはつい先日まで116円レベルまで上昇していたことを鑑みると、現状の112円Lowや111円Highという水準は随分と値頃感が台頭するところではありますが、既に震災直後の最安値106円Midから4月中旬の高値123円Midの戻り61.8%水準は下抜けておりますので、最悪は全戻し、少なくとも5月から続いた113〜118円レンジを下方ブレイクしておりますので、110円や109円レベルへの鈍化は想定しておくべきかもしれません。まぁ、実質今日からが本番となりますので、まずは海外勢の動向からじっくりと精査したいところかと思います。
一方の米連邦債務上限引上げに関する与野党指導部との協議については、こちらも特段進展がなく、民主党が増税を主張するなか、共和党はあくまで歳出削減を主張しており、双方の議論は平行線を辿っております。既にオバマ大統領は議会通過の最終日となる7/22まで「協議は毎日行う」としており、昨晩もまた3度目の協議を行ったところではありますが、現状はユーロ圏の危機問題の方がインパクトが大きく、特に材料視されていないのが実情かもしれません。今晩にはFOMC議事録などの公表も控えておりますが、逃避的な動意は当面続くものと思われ、上記のような値頃的なロングを取ってしまうと、あまり良い結果は得られないのではないかと思う今日この頃です。
では、午後も頑張りましょう!
肝心のドル円に関しましては、いずれも回避動意の受け皿となりうる通貨だけに、ここまで下落してしまうのも少々違和感を感じる部分ではありますが、欧州懸念を背景に米10年債利回りは-11bpsの2.92%まで下落、つい先日まで3.20%付近まで上昇していたのが嘘のような急落ぶりであります。しかも、今晩には320億USDの3年債入札が控えており、目先の市場の地合いを考慮しても好応札となる可能性が高いだけに、一段の債券上昇・利回り下落が想定され、ドル円も一段下落となる可能性は否定できません。欧州圏の問題で一気に地合いを損ねてしまったうえ、さらに米マクロの悪化で一段の回避動意を招くことになると、ドル円も6月初の安値79円Midを再度試す可能性がありますので、その点は念頭に置いておきたいとこではあります。
米債入札ももちろんですが、本日はイタリアの12ヵ月物Tビルとギリシャの6ヵ月物Tビルの発行が行われ、14日にはイタリアの5年、6年、12年、15年物の国債入札が予定されているだけに今週末まではこの問題は収束しないように思えます。たしかに、ユーロ円などはつい先日まで116円レベルまで上昇していたことを鑑みると、現状の112円Lowや111円Highという水準は随分と値頃感が台頭するところではありますが、既に震災直後の最安値106円Midから4月中旬の高値123円Midの戻り61.8%水準は下抜けておりますので、最悪は全戻し、少なくとも5月から続いた113〜118円レンジを下方ブレイクしておりますので、110円や109円レベルへの鈍化は想定しておくべきかもしれません。まぁ、実質今日からが本番となりますので、まずは海外勢の動向からじっくりと精査したいところかと思います。
一方の米連邦債務上限引上げに関する与野党指導部との協議については、こちらも特段進展がなく、民主党が増税を主張するなか、共和党はあくまで歳出削減を主張しており、双方の議論は平行線を辿っております。既にオバマ大統領は議会通過の最終日となる7/22まで「協議は毎日行う」としており、昨晩もまた3度目の協議を行ったところではありますが、現状はユーロ圏の危機問題の方がインパクトが大きく、特に材料視されていないのが実情かもしれません。今晩にはFOMC議事録などの公表も控えておりますが、逃避的な動意は当面続くものと思われ、上記のような値頃的なロングを取ってしまうと、あまり良い結果は得られないのではないかと思う今日この頃です。
では、午後も頑張りましょう!



