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流行語大賞には山口二郎氏の「妄言」を!



流行語大賞の候補となった言葉をみると、随分と政治的な言葉が多い。「アベ政治を許さない」」「戦争法案」「自民党、感じ悪いよね」。これら全部、左派からの発言で、ちょっと偏っているように思った。「戦争法案」に至っては、デマであるから、こんな言葉を選ぶのはどうかとも思ったが、逆に、こういう言葉を選んで、20年後に「ああ、馬鹿げた言葉だった」と反省するのもいいかもしれない。

でも、それなら、もっとおすすめしたい言葉がある。政治学者山口二郎氏の言葉だ

「安倍に言いたい!お前は人間じゃない!叩き斬ってやる!」

この言葉ほど、狂気を感じさせる言葉はなかった。昔の時代劇の言葉らしいが、こんな言葉を引っ張り出す神経は異常だ。一年の中で一番驚いた発言だといってよい。

そもそも安倍総理は人間だ。人間に向かって、「お前は人間じゃない」という冷酷さ。これは「ユダヤ人は人間ではない」と位置づけたナチス、ルワンダのジェノサイドを髣髴とさせる発言だ。こんな発言を平然と行う人が、堂々と良識派のように振る舞っていることに恐怖を感じる。

安倍総理をナチス呼ばわりする人間もいるが、批判者の論理の方がよほどナチス的ではないか。人間に向かって「人間じゃない」と決めつける横暴さは、狂気の域に達している。これだけでも驚くが、この「論理」も異常だ。

「人間じゃない!叩き斬ってやる!」というのは「人間ではない」から「叩き斬って」よいという論理だが、これもおかしい。

山口二郎氏は道端で犬に吠えられたら「お前は人間じゃない!叩き斬ってやる!」と息巻いて、日本刀でも持ち出すのだろうか。

犬や猫を大切にしたいと思う人の感情まで傷つけるとんでもない発言だ。

『平和の敵 偽りの立憲主義』で詳述したが、安保法案に反対した人々の発言は、極端で冷静さを失った発言が多かった。この本は、20年後の読者に読んで欲しいと願っている。いまからおよそ20年前、PKO法案が通った。このときにも多くの憲法学者たちが「立憲主義が破壊される!」「憲法九条は死んだ!」と大騒ぎした。しかし、現在、自衛隊のPKO活動を「憲法違反だ!!」と絶叫する人は殆どいない。余りに極端な議論だったのだ。

今から20年経てば、今回の集団的自衛権の限定的な行使容認も常識の範疇に属するようになるだろう。そのときに、あの極端な批判の数々を思いかえして欲しいと強く願う。

反対派の中でも、最も極端な発言「「安倍に言いたい!お前は人間じゃない!叩き斬ってやる!」を流行語大賞に選び、この時代の狂気を後世に伝えて欲しいと思う。

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