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政治家が保身に走って「官僚化」したら終わりでしょう

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

今日は同世代で公務員になり、各種官庁に務めている友人たちと飯を食べていたのですが、「俺たち公務員は、どうしても組織を守る思考になってしまう。だからこそ、政治家に様々な問題点に切り込んで来て欲しい」というような会話がありました。

とても重要な意見だと思います。

無謬性神話など、以前からネガティブな文脈で取り上げることの多い官僚組織の性質ですが、もちろん悪いことばかりではありません。

安定した社会を運営するために、保守運用を司る部署は必要になりますし、「変わらないこと」「守ること」を是とする組織が向いているタスクはこの世の中に多数存在します。それを主に担うのが行政府です。

ですがその一方で、守るだけでは社会は保つことが出来ません。

不思議なことですが、世界が日々刻々と変化をしていく以上、あらゆる組織もそれに対応する必要が出てくるのです。

そうした時に、「守」を是とする行政・官僚組織は、残念ながら機動的に対応をすることができません。

だからこそ「政治家」「議会」のような外様な存在が、行政機構の硬直性や変化の必要性を指摘し、改革を促していく。

本来であれば、このようなすみ分けが理想とされるわけです。

私は職責として嫌々ながら?!官僚や行政批判を行いますが、その存在や役割のすべてを否定しているのではないのです。

評価できる部分もたくさんあると思います。

むしろ我が国の現状で問題なのは、政治家サイドにあると言えます。

公務員は国に身分が保障され、長期に渡る将来設計が担保されているからこそ、国家や政策に忠誠を誓い、組織の意思決定に従います。

一方で政治家は、4年に1度入れ替わる臨時の存在。

だからこそ「岡目八目」と揶揄されても、外部からの視点を駆使して様々な問題点を指摘して組織の改善を図っていくのが役割なはずです。

ところが現在、政治家も「職業化」「官僚化」が進んでいます。

世襲議員が増加し、政治家を続けなければ生活できない職業政治家が溢れ、再選を重ねなければ権力を持てない年功序列が常識となっています。

こうして、本来「外様」「黒船」としての実力を発揮するはずの政治家はむしろ、長期にその立場を得るために「官僚化」が進んでいきます。

彼らの役割であった大胆な問題提起は、当然のことながら影を潜めることになりがちです。

こうして、特に地方議会において

「波風なく何期も議員を続けたい政治家」
「大過なく職責を努め、自分の組織を守りたい官僚・役人」

たちの癒着関係が生まれ、結果として国民・有権者にとってマイナスの運営が行われるのですね。

落選を恐れない、言いたいことを言う。それが理想とはわかっていて、言葉で表すのは簡単ですが、国政選挙を控えた議員たちの姿や地方議会の実態を見るにつけ、本当に困難なことだと感じます。

官僚・役人に嫌われることを厭わず、最後の一時まで「政治家」である自分に与えられた役割を果たしたい。

そんな想いを新たにした会合でありました。

明日からの質問も頑張ります。
それでは、また明日。

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おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 32歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

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