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もし、教師が生徒のために使える予算が青天井だったら。

吊金先生(1) (講談社コミックス)/講談社
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もし、教師が生徒のために使える予算が青天井だったら。法でさえ金でねじ伏せる『吊金先生』

(抜粋)

GDP比の公教育支出はOECD諸国最下位レベル。いじめの認知件数18万5千件。6人にひとりの子どもが貧困状態。学校や教員に過剰な責務が課されるなか、この10年間で教師の精神疾患患者数は3倍近く。さらに財務省が小・中学校の教職員を4万人程度削減する案も浮上しており、ひとも予算も精神も削られながら、目の前の子どもたちのために奮闘しているのである。

全員とは言わない。(個人的には反対であるが)自らの身を削り、生徒と向き合い、不眠不休で子どもたちの人生に関わっている教師たち。生徒たちを取り巻く諸問題の解決に汗水を流す。ひっ迫する財政、削減される公教育費。予算がないなかで使えるのは教師自身の時間のみ。それでも24時間では足りないほどに教室内外には問題が山積している。

ここでふと思うことがある。教育費に多くが割かれ、教員一人ひとりに対し、子どもたちのために必要であればその額は青天井でよい、という予算がついたとしたら、現存する子どもたちの問題はすべて解決できてしまうだろうか。『吊金先生』は、まさにそれをシミュレーションした漫画である。

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