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明晩のNFP展望と各社予想

為替千里眼、本日は更新のタイミングを逃してしまったので、NYでの米マクロの件には触れられませんでしたが、ロンドンタイム以降は欧州通貨が堅調で、特にユーロドルはロンドンン序盤から急激に切り返し、現状は1.44MidのDayHigh付近での推移となっております。東京株は結局-160円と大幅下落を強いられましたが、ダウ先はプラス圏を維持するなど、昨日の地合いをひきずっているような雰囲気はなく、目先の手掛かりを模索しているような感じではありますが、やはり米マクロ鈍化による景気先行き不透明感がドルの上値を重くしているような雰囲気です。先ほど発表された米IJCも再び42万件台と改善の兆しは見られず、当該結果は明晩の雇用統計には直接影響こそしませんが、市場予想となる失業率の+8.9%への改善にやや懐疑的な見方が広がっているのが実情かもしれません。

さて、本日の材料は既に限られておりますので、やはり今週一番の焦点となります明晩の雇用統計について簡単に触れておきたいと思います。まずはじめに、今月最もインパクトの大きかったFed連銀製造業指数の大幅鈍化についてですが、週初にも述べましたように、エンパイヤやフィリーは軒並みヘッドラインこそ鈍化となりましたが、雇用指数に関しては僅かながら改善しており、本邦震災によるサプライチェーンの部品供給の停滞等を背景に大幅な影響こそ出ましたが、雇用が大幅に鈍化したという証左は得られていないのが実際のところです。ちなみにエンパイヤの雇用指数は23.69から24.73に改善、フィリーは12.3から22.1に改善と言った状況でした。

■Fedエンパイヤ
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ただ、ご存知のとおり火曜日のシカゴPMIでの雇用指数は、前月の63.7から60.8に鈍化、ISM製造業も62.7から58.2に鈍化しておりましたので、この辺は連銀インデックス指数の改善以上に悪化インパクトの方が大きく、また昨日発表のADP民間雇用調査でのサービスセクターの雇用減については、NFPの大半を占めてきたサービスセクターでの雇用増に大きな影を落とす結果だったのではないかと思います。これに加え、政府部門での-1.5〜-2.5万人を考慮すると、やはり従来予想となる17〜20万人水準の雇用増は少々見込みにくいというのが実情です。

■ISMシカゴ
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■ADP雇用報告
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■NFP各社予想
ドイチェ:20.0万人
NYメロン:19.1万人
バークレイズ:19.0万人
シティ:18.5万人
Wファーゴ:18.0万人
Gサックス:16.0万人


失業率予想に関しましては、現状+8.9%への改善を見込む予想が多く、一方でNYメロンなどは+9.0%のフラットを予想するなど、微妙な情勢であることは違いありません。個人的には後者のフラットを予想しており、ここ最近のIJCの再悪化、チャレンジャーレイオフの数値の変化、CB消費者信頼感での雇用見通しなど諸々考慮しても、あまり改善するようなイメージはありませんが、前月の失業率が8.960%で四捨五入の9.0%だったことを考慮すると、四捨五入で8.9%となる可能性はあるかもしれません。失業率につきましては、改めて明日取り上げてみたいと思いますが、NFPに関してはADPほどに大幅鈍化はないとしても、やはり+15万人程度に行けばよいほう、最悪は+10万人を割り込むかも?程度にイメージしておいた方が良いのかもしれません。

では、今週もあと1日頑張りましょう!

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