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ADP、ISM予想と利回り低下の余地について・・・

為替千里眼、欧州タイムでは再びドルの買い戻しが優勢となっておりますが、全体的には小幅な値動きで、ドル円は81円Low〜Mid内での推移、ユーロドルも1.44Mid〜1.44Lowでの推移となっております。ロンドンタイムで発表された製造業PMIが予想を下回ったケーブルに関しましては、概ね想定はしておりましたが、1.65手前から1.64割れまで大きな下落を強いられ、現在も1.64Low付近での揉みあいとなっております。東京株は辛うじてプラス圏で大引けとなりましたが、現状ダウ先はマイナス推移とこの後のNYでの動向に不安を感じさせる展開となっておりますが、この後は言うまでもなくADP雇用報告やISM製造業が焦点となりますので、まずはその結果を見てみないことにはなんとも言えないところかもしれません。

さて、ADPに関しましては従来どおり、NFPでの民間雇用者数を推し量るうえで注目される材料ではありますが、NFPとの相関性はあまり高くなく、実際にはどの程度参考になるかは不透明な材料でもあります。5月に関しては、製造指標の多くが雇用指数の鈍化を示しており、IJCの数値も42万件に上昇したばかり、外部環境を考慮してもこれまでの回復基調に一端の調整が入りやすい状況ではあると思いますので、市場予想は+17.5万人ではありますが、個人的には15万件以下というかなり弱めな数値を予想しております。あいにく、金融機関の数値予想も出しているところが数少ないので、本日のメインイベントであるISMの方に焦点を合わせたいと思いますが、引続き雇用に関するデータは市場に相当にインパクトを与えますので、指標悪化によるドル売り、はたまた債券買いによる円高リスクには注意しておきたいところです。

米ISM-mfg各社予想
BTMU:59.5
NYメロン:59.0
Wファーゴ:58.5
シティ:57.6
バークレイズ:57.0


USDJPY Daily
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ISMの方につきましては、お昼の更新でも述べましたように、各種製造業指数の悪化を踏まえるとISMも下振れの可能性が高く、現状の展開に水を差すかのような回避動意の台頭には注意したいところです。実際に、逃避的な動意が支配的となれば、債券選好地合いに傾くものと思われますが、既に短期金利は相当に低水準で推移しており、既に昨年8月のQE2直前の水準程度まで低下していることを踏まえると、利回りの低下余地は然程残していないようにも思えます。昨晩のように、最近は回避動意が台頭し、利回りが低下してもストレートが上昇したり、リスクテイクの動きが強まったりと、その動きを見極めるのは非常に困難になりつつありますが、ドル円は81円を割らない限り、一気に下攻めという展開は想定しにくいのではないかと思われます。

取り敢えず、間もなくADPの発表となりますので、その結果を見たうえでNYでの展開を考えてみたいと思います。

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