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- 2011年06月01日 13:57
後任のブロードベント委員における金融政策スタンスは?
為替千里眼、今日から6月のスタートですね、心機一転頑張りたいと気を引き締めなおすところではありますが、相変わらずマーケットの動向が掴みきれておらず、なかなか積極的なエントリーが出来ないというのが実情です。ご周知のとおり昨晩の展開は、東京タイムで発表された本邦ソブリンの格付け引下げ見通しを手掛かりに円売りの流れが醸成し、積極的なリスクテイクの地合いとなったもののの、同時に債券市場も買われる株高・債券高といった珍しい展開ではありましたので、リスクセンチメントがどの程度改善したのかは正直不透明なところではあります。NYダウは+128ドルと大幅高、対して10年利回りは米マクロの大幅鈍化を背景に-1bpsの3.06%に低下しておりますので、、米中長期債利回りの低下がドル円を再び81円割れ水準に押し下げる可能性は残存しているものと思われます。
一方のユーロですが、ユーロドルでは雲上限を突破するかのような勢いで続伸となっており、個人的にも警戒しているギリシャ関連の悪材料は今のところ一旦収束しているような状態、しかも昨晩はギリシャ救済に対して否定的なスタンスを取っている独が、態度を軟化させて追加支援の可能性があるとの報道もまたユーロの押し上げ要因となった模様です。テクニカル面では、遅行スパンこそ1.45アラウンドまでの上値余地を残しておりますが、既に5月初旬の高値1.49Midを起点としたリトレ50%水準(1.44mid)に達しつつある状態、モメンタムもOBゾーンに突入しておりますので、今後一段の上値トライには慎重にならざるを得ない状況かと思われます。1.43バックのショートで踏まれ、1.44バックのショートでも踏まれてますので、3度目の正直として1.44Mid〜1.45バックでもう一度ショートしたいと思いますが・・・往生際が悪いです(苦笑)。
肝心の米マクロに関してですが、既に報じられているとおり、C/S住宅指数が前年比-3.61%と市場予想の-3.40%より悪化、注目のシカゴPMIは予想62.0に対して結果56.6と大幅鈍化、CB消費者信頼感も予想66.5に対して結果60.8という惨敗ぷりです。シカゴPMIに関しましては、新規受注が-12.8!の53.5、雇用指数が-2.9pの60.8と主要指数は軒並み鈍化しておりますので、この辺は連銀インデックスと整合性の取れた結果ではありましたが、ISM方式で引き直すと59.1と前月の60.4からは鈍化の可能性は高く、依然として高水準は維持できるといった見方もあります。CB信頼感も現況指数および期待指数、共に悪化となっておりましたので、U-Michとは相反する結果ではありましたが、米景気見通し先行きについては依然として不透明な状態が続いていると見ておいたほうが良さそうです。
さて、この後の展開ですが、独欧英のPMI指数、そして米市場でのADP雇用統計やISM製造業という流れとなります。独欧は確報となりますので、特段インパクトはないかと思いますが、英PMIに関しては最近特にインパクトが大きくなってきておりますので、大幅な鈍化等には注意したいところです。最近の英マクロに関しましては、先般のGDP改定において、個人消費が著しく弱かったこと、そして純輸出が急増したことがサプライズとなりましたが、日増しに利上げ期待が後退しているもの実情で、既に最もタカ派であったセンタンス委員は5月会合を最後に退任、後任のブロードベント委員における金融政策スタンスは、6月会合終了までは不透明でありますので、やはり米マクロ同様、英マクロも下ブレについてはネガティブインパクトに繋がりやすいという点は念頭に置いておくべきかと思います。
では、この後も頑張りましょう!
一方のユーロですが、ユーロドルでは雲上限を突破するかのような勢いで続伸となっており、個人的にも警戒しているギリシャ関連の悪材料は今のところ一旦収束しているような状態、しかも昨晩はギリシャ救済に対して否定的なスタンスを取っている独が、態度を軟化させて追加支援の可能性があるとの報道もまたユーロの押し上げ要因となった模様です。テクニカル面では、遅行スパンこそ1.45アラウンドまでの上値余地を残しておりますが、既に5月初旬の高値1.49Midを起点としたリトレ50%水準(1.44mid)に達しつつある状態、モメンタムもOBゾーンに突入しておりますので、今後一段の上値トライには慎重にならざるを得ない状況かと思われます。1.43バックのショートで踏まれ、1.44バックのショートでも踏まれてますので、3度目の正直として1.44Mid〜1.45バックでもう一度ショートしたいと思いますが・・・往生際が悪いです(苦笑)。
肝心の米マクロに関してですが、既に報じられているとおり、C/S住宅指数が前年比-3.61%と市場予想の-3.40%より悪化、注目のシカゴPMIは予想62.0に対して結果56.6と大幅鈍化、CB消費者信頼感も予想66.5に対して結果60.8という惨敗ぷりです。シカゴPMIに関しましては、新規受注が-12.8!の53.5、雇用指数が-2.9pの60.8と主要指数は軒並み鈍化しておりますので、この辺は連銀インデックスと整合性の取れた結果ではありましたが、ISM方式で引き直すと59.1と前月の60.4からは鈍化の可能性は高く、依然として高水準は維持できるといった見方もあります。CB信頼感も現況指数および期待指数、共に悪化となっておりましたので、U-Michとは相反する結果ではありましたが、米景気見通し先行きについては依然として不透明な状態が続いていると見ておいたほうが良さそうです。
さて、この後の展開ですが、独欧英のPMI指数、そして米市場でのADP雇用統計やISM製造業という流れとなります。独欧は確報となりますので、特段インパクトはないかと思いますが、英PMIに関しては最近特にインパクトが大きくなってきておりますので、大幅な鈍化等には注意したいところです。最近の英マクロに関しましては、先般のGDP改定において、個人消費が著しく弱かったこと、そして純輸出が急増したことがサプライズとなりましたが、日増しに利上げ期待が後退しているもの実情で、既に最もタカ派であったセンタンス委員は5月会合を最後に退任、後任のブロードベント委員における金融政策スタンスは、6月会合終了までは不透明でありますので、やはり米マクロ同様、英マクロも下ブレについてはネガティブインパクトに繋がりやすいという点は念頭に置いておくべきかと思います。
では、この後も頑張りましょう!