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カタルーニャ州、スペインからの分離独立プロセス開始へ

[マドリード 9日 ロイター] - スペイン北東部カタルーニャ自治州の州議会は9日、スペインからの分離独立プロセスの開始を宣言する決議を賛成多数で可決した。独立に向けた動きは加速し、スペイン政府とのにらみ合い状態は深まった。

州議会の過半数により決議された。独立支持派の政党は18カ月以内の完全独立につながることを期待している。

カタルーニャ地方の分離独立に関する困難な議論は、今年12月20日に予定されているスペインの総選挙の論戦の焦点を、金融危機後の不均衡な経済回復から遠ざけようとしている。

決議は「カタルーニャ自治州議会は、スペインからの圧倒的で息の長い平和的な分離に向け、この民主的なプロセスを始めるために必要な措置を導入する」としている。

独立推進派の政党は9月の選挙で、スペインで最も裕福な地域であるカタルーニャの州議会の過半数を制した。

しかし、スペインの憲法はいかなる地方の独立も認めておらず、ラホイ首相の中道右派政権は何度もカタルーニャ地方の独立運動を一顧だにせず却下してきた。

ラホイ首相は、政府として、憲法裁判所に対して州議会の決議の「無効」を確認するよう求めて上訴するとし、「多くのスペイン人は、われわれの制度の合法性を認めない(カタルーニャ地方の)試みにうんざりしていると理解している」とした。

世論調査によると、カタルーニャ地方の分離独立に反対する意見が同地方を除くスペイン国内では多数派だ。

カタルーニャ独立推進派は、独立問題について中央政府と議論しようとしたが、統一主義を掲げる政党に阻止されたと主張している。

決議は「特に憲法裁判所による」法的見解について合法的でないとしており、カタルーニャ地方と中央政府の衝突は避けられない状態になった。

分離独立に関する民意調査のための非公式な投票が1年前に実施され、当時の自治州政府の首相だったマス氏は投票を強行したとして起訴されている。

今年9月の州議会選挙で勝利した独立推進派の選挙連合「ジュンツ・パル・シ」を代表するラウル・ルメーバ氏は、州議会で「カタルーニャ地方が現在直面しているのは、他であれば戦争になるような政治の動きだ」と述べた。

ルメーバ氏は「21世紀にふさわしい現代的な国を設計し、建設する輝かしい機会だ。それは他の模範とされることであり、不正や腐敗を打ち負かすことができる」としている。

*内容を追加して再送します。

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