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- 2011年04月22日 14:34
リスク選好と言えども米債選好の地合いは暫く続きそう
みなさん、こんにちは!
為替千里眼、今日はイースター前ということもあり海外市場はほぼ全休となるため、各金融市場もほぼ動意なしと言った感じとなっておりますが、引続き大規模な財政緊縮を強いられることで長期的な低金利政策が不可避と見られるFed、そして米経済の後退懸念がドルを圧迫し、3日連続でドルが大きく下落しています。来週のFOMCでは、バーナンキ議長が再びハト派的な見解を強めるといった憶測も台頭しており、リスクセンチメントこそ損なわれておりませんが、先行き不透明感が強まっているのは明らかで、昨晩もドル売りの流れが続きましたが、IJCやフィリーが軒並み市場予想を下回ったことで回避動意が徐々に台頭、ドル円は81円Midレベルまで下落するなど、円買いのバイアスも強まったのが実情です。NYダウは+50ドル超と続伸しておりますが、10年利回りは3.40%と前日の3.41%から僅かながらに低下、リスク選好と言えども米債選好の地合いは暫く続きそうです。
さて、ドルインデックス過去最低水準に近づきつつありますが、昨晩のIJCは予想39.0万件に対して結果40.3万件と40万件台を維持、強めな数値が予想されていたフィリーFedも結局は18.5と予想の半分程度の水準に留まったことで、それまで続いたドル売りの流れに拍車をかける結果となってしまいました。既に反落こそしておりますが、ユーロドルは1.46Mid、ケーブルも1.66まで到達するも現状は1.65アラウンドまで押し戻されております。 その他、オージードルは史上最高値を更新、ドルスイスなども一時0.88を割り込むなど、ドルの全面安は言うまでもありませんが、本日は連休ということもありますので、ポジション調整としてのドルショート巻き戻しの動きがドル円にも波及するかどうか、この後の動きに「一応」注意しておいた方が良いかもしれません。
今回のIJCは、来月の雇用統計の調査対象週となりますが、4週平均では39.9万件と前月からは+1.0万件程度の増加に過ぎないので、特に雇用統計の予想に対して悪影響を及ぼすほどの悪化ではないと思われます。一方のフィリーの大幅鈍化が若干気掛かりで、前月比では約25pも低下、新規受注にせよ雇用指数にせよ、詳細指数は軒並み鈍化したこと、6ヶ月先の景況見通しについても大幅に楽観度が後退していることから、信頼感指数なども今後大きく低下するリスクがあると思います。今回のフィリーでは、「日本での大震災などを受けて悪影響を及ぼしたか」といった特別サーベイも実施されたようですが、影響はなかったという回答が大半を占めたことから、この鈍化が一時的なものではない可能性がある点は留意しておきたいところです。
来週のFOMCにおける焦点は、前回記事でもお伝えしたとおり、QE2の6月末までの完遂、および保有証券の再投資如何が鍵となると思われますが、目先の米金融政策正常化期待が後退している状況下では、上記内容でもハト派としてみられ、米中長期金利が一段と低下する恐れがありますので、引続き82円Mid〜83円レベルまでは戻り売りが出やすいものと思われます。もちろん、本邦サイドも大震災後の長期的緩和策の継続観測などが円売り要因として意識されやすいので、ドル円の一方的な下落というのも考えにくいところではありますが、テクニカル面では一旦は回復した長期サポートの水準を再び割り込んできておりますので、これまでの長期保合いは下方ブレイク、震災直後の安値76円起点の半値戻しが81円、61.8%で80円という水準になりますので、この週末に戻りがないとすれば、週明けにその水準を試す可能性は高いと踏んでおります。
今日はもう手掛かりがないので、先述いたしましたようなドルショートの巻き戻しが起こるかどうか、という点のみしかありませんが、本邦勢もそろそろ大型連休を控えていることから、無理にポジショニングして捕まってしまわないよう気をつけたいところです。
では、この後も頑張りましょう!
為替千里眼、今日はイースター前ということもあり海外市場はほぼ全休となるため、各金融市場もほぼ動意なしと言った感じとなっておりますが、引続き大規模な財政緊縮を強いられることで長期的な低金利政策が不可避と見られるFed、そして米経済の後退懸念がドルを圧迫し、3日連続でドルが大きく下落しています。来週のFOMCでは、バーナンキ議長が再びハト派的な見解を強めるといった憶測も台頭しており、リスクセンチメントこそ損なわれておりませんが、先行き不透明感が強まっているのは明らかで、昨晩もドル売りの流れが続きましたが、IJCやフィリーが軒並み市場予想を下回ったことで回避動意が徐々に台頭、ドル円は81円Midレベルまで下落するなど、円買いのバイアスも強まったのが実情です。NYダウは+50ドル超と続伸しておりますが、10年利回りは3.40%と前日の3.41%から僅かながらに低下、リスク選好と言えども米債選好の地合いは暫く続きそうです。
さて、ドルインデックス過去最低水準に近づきつつありますが、昨晩のIJCは予想39.0万件に対して結果40.3万件と40万件台を維持、強めな数値が予想されていたフィリーFedも結局は18.5と予想の半分程度の水準に留まったことで、それまで続いたドル売りの流れに拍車をかける結果となってしまいました。既に反落こそしておりますが、ユーロドルは1.46Mid、ケーブルも1.66まで到達するも現状は1.65アラウンドまで押し戻されております。 その他、オージードルは史上最高値を更新、ドルスイスなども一時0.88を割り込むなど、ドルの全面安は言うまでもありませんが、本日は連休ということもありますので、ポジション調整としてのドルショート巻き戻しの動きがドル円にも波及するかどうか、この後の動きに「一応」注意しておいた方が良いかもしれません。
今回のIJCは、来月の雇用統計の調査対象週となりますが、4週平均では39.9万件と前月からは+1.0万件程度の増加に過ぎないので、特に雇用統計の予想に対して悪影響を及ぼすほどの悪化ではないと思われます。一方のフィリーの大幅鈍化が若干気掛かりで、前月比では約25pも低下、新規受注にせよ雇用指数にせよ、詳細指数は軒並み鈍化したこと、6ヶ月先の景況見通しについても大幅に楽観度が後退していることから、信頼感指数なども今後大きく低下するリスクがあると思います。今回のフィリーでは、「日本での大震災などを受けて悪影響を及ぼしたか」といった特別サーベイも実施されたようですが、影響はなかったという回答が大半を占めたことから、この鈍化が一時的なものではない可能性がある点は留意しておきたいところです。
来週のFOMCにおける焦点は、前回記事でもお伝えしたとおり、QE2の6月末までの完遂、および保有証券の再投資如何が鍵となると思われますが、目先の米金融政策正常化期待が後退している状況下では、上記内容でもハト派としてみられ、米中長期金利が一段と低下する恐れがありますので、引続き82円Mid〜83円レベルまでは戻り売りが出やすいものと思われます。もちろん、本邦サイドも大震災後の長期的緩和策の継続観測などが円売り要因として意識されやすいので、ドル円の一方的な下落というのも考えにくいところではありますが、テクニカル面では一旦は回復した長期サポートの水準を再び割り込んできておりますので、これまでの長期保合いは下方ブレイク、震災直後の安値76円起点の半値戻しが81円、61.8%で80円という水準になりますので、この週末に戻りがないとすれば、週明けにその水準を試す可能性は高いと踏んでおります。
今日はもう手掛かりがないので、先述いたしましたようなドルショートの巻き戻しが起こるかどうか、という点のみしかありませんが、本邦勢もそろそろ大型連休を控えていることから、無理にポジショニングして捕まってしまわないよう気をつけたいところです。
では、この後も頑張りましょう!



