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私がし残したことを最高裁がしてくれるかしら

女性にのみ6か月の再婚禁止期間が設けられていることについて何とかしたいと思っていたが、何も出来なかった。

既に法制審で改正の方向性が示されていたのだから、後はやるかやらないかだけの問題だった。

私は、自民党の法務部会の中心メンバーの一人として、断固やるべしという立場に立っていた。
自民党の民法772条(離婚後300日以内に出生した子どもの嫡出推定規定)見直し問題検討プロジェクトチームの座長に就任した時に、民法772条の改正に併せて再婚禁止期間を離婚後100日に縮減する改正案を取りまとめ、自民党内の大方の同意を取り付けて与党プロジェクトチームでも承認を得たのだが、当時の政調会長・故中川昭一氏の横槍で結局は民法の改正作業は頓挫してしまった。

こういう不合理な制度は早く変えた方がいい、というのが私の持論だが、不合理な制度であっても法律でそう定められていたのでは何とも仕方がない、法律を変えたくとも自民党の党内手続きが進まないのでは何ともしようがない、いやあ、参った、参った、というところであった。

もっとも、私自身に何かの不都合があったわけではない。
私自身は離婚をしたこともなく、私の知り合いに再婚禁止期間があることで困った人がいたわけでもない。
ただただ、理屈の上で実に不合理で理不尽なことだ、と思っただけのことである。

もう少しのところで法の改正が実現できたのになあ、と残念には思っていたが、仕事をし残してしまったなあというだけで、個人的に特に悔しいとか悲しいという思いまでは持たなかった。

そういうことでこのことは殆ど忘れてしまっていたのだが、どうやら最高裁が年内に違憲判決なり、立法府に対して法律改正の勧告的意見を出すような運びになっているようだ。

これはいい。
こうでなければならない。
私は、そう思っている。

どういう結論になるのかはまったく分からないが、私は最高裁が思い切った憲法判断を出してくれるのを期待している。

司法と立法と行政が連動し、協働する社会を作るのが私の願いである。
立法府が動かなかった、いや動けなかったのだから、今度は司法府が動く時だろうと思っている。

上告代理人の作花弁護士のブログを皆さんにご紹介しておく。
私の意見とは異なっているが、作花弁護士が頑張らなければ最高裁が弁論を開くことはなかった。

弁護士がしっかり仕事をしているという一つの証左である。

参考:作花弁護士のブログ
「私が担当させていただいている女性の再婚禁止期間違憲訴訟につき,11月4日に最高裁判所大法廷が開かれました。
最高裁判所大法廷では,15人の最高裁判所判事の前で,両当事者が実際に口頭で主張を行う「実質弁論」が行われました。

私が,上告人の訴訟代理人弁護士として行った弁論の内容は,最高裁判所大法廷に提出した「弁論要旨」としてまとめてあります。その「弁論要旨」を,作花法律事務所のHPのTOP頁の「女性の再婚禁止期間違憲訴訟について最高裁判所大法廷が開かれました」の欄に掲載しましたので,ご関心をお持ちの方は,ぜひご覧下さい。」

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