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格下げリスク内包でも選好される背景には・・・・

みなさん、こんにちは!

為替千里眼、昨晩のNY市場は株価は上昇、債券価格も上昇、金や原油も上昇と、少々見えにくい展開ではありましたが、市場のリスクセンチメントが幾分回復した点は喜ばしいところで、今日の東京株も+150円弱と大きく反転、ドル円も一時83円台に戻すなど、全般的にリスクテイクの展開となっております。ご周知のとおり、金価格は史上最高値となる1500ドルを超えて上昇しており、また原油価格に対しても108ドル台を回復するなど、景気回復に対する逆風も強まっておりますが、昨晩は欧州タイムからのユーロの巻き返しが顕著で、こちらは引続き追加利上げ観測を背景にEONIAは上昇、足許のマクロの好結果や原油価格の上昇もまたユーロにとっては支援材料となっております。引続き米債レーティングに関するリスクは払拭仕しきれておりませんが、ユーロ圏の債務危機に対する懸念から、米国債は相対的に安全資産としての魅力を持ち続けていることから、格下げリスクを背負いつつも選好されやすいというチグハグな状態が続くものと思われます。

さて、米債格下げリスクがなにかとチラつく展開ではありますが、昨晩発表された米住宅着工および許可件数は、市場予想を上回り株価反転の手掛かりとして良い形での結果となりました。また、過去2か月分もz総数4.3万戸上方修正され、ドルにとっても支援材料となりましたが、アナリスト間では、1月の建築基準改定で急増した分の2月反動減に対する反発だという冷静な見方もあるうえ、今回の好結果の内訳としては振れの大きい集合住宅の戸数が+25.2%となり、一戸建ての伸びは5%程度に留まっていることから、数値ほど内容は良くないという指摘が多く、引続き住宅関連データについては、今晩のPHSIも含め精査が必要かと思います。

その米債問題ですが、既に財政緊縮が前倒しされるという思惑が台頭し、米政府による歳出削減が経済成長率の鈍化につながり、Fedが期間にわたり政策金利を低水準に維持せざるを得なくなるという見方が広がりつつあります。昨晩もそうですが、これが債券買いに傾斜する主要因のようで、また米国債に代わる他の低リスク投資対象が見当たらないことも要因としてありますが、この米債問題、そして財政緊縮の思惑が一段と高まるようだと、10年利回りはテクニカルポイントとなる3.3%レベルまで低下し、ドル円も82円割れに向け大きく調整するリスクがあります。現状は本邦当局の介入期待というのも薄れておりますので、どの時点で地合いが変化するかは不透明ではありますが、今週はマクロ以上にこの政治的な動きの部分に神経を尖らせておいた方が良さそうです。

少々時間が取れませんでしたので、チャートのアップは割愛いたしますが、ドル円は4hでの戻り目処83〜83円Mid、半値水準でも83.75アラウンドとなりますので、引続き戻り狙いのショートというイメージ、ユーロドルに関しては、一時下抜けた長期トレンドへ再び回帰してきておりますので、1.44を明確に戻すようであればもう一段の伸びが期待できるところかもしれません。ケーブルに関しては、この後に議事録を控えておりますので、なんともいえない部分ではありますが、投票数に変化はないと見られ、値動きも一過性の動きで留まると思われます。デイリーでの短期レジストはアップブレイク、モメンタムも上抜けておりますので、目先的には上方向のイメージではありますが、現状の1.63Midでロングするのも抵抗感がありますので、やはり前回4/14高値となる1.64を超えてこないと継続的な上方向は難しいかもしれません。

では、この後も頑張りましょう!

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