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- 2011年04月19日 14:19
実際に2年以内に格下げされる可能性は33%
みなさん、こんにちは!
為替千里眼、関東地方は雨上がりの綺麗な晴天となっておりますが、あいにくマーケットは暗い雨模様、昨晩のNYでの株安を受けた東京株も100円超の下落幅となっており、為替相場も回避的な円買い圧力が一段と強くなっているような様子です。昨日は、欧州タイムからギリシャの債務再編に絡む思惑を背景に逃避的な動意が先行しておりましたが、これに加えS&Pが米ソブリン格付け見通しをサプライズ的に引下げたことで世界的な金融市場が大きく下落、リスク回避一色となったことで既存の円売りポジションの巻き戻し、投機筋などによる新たな円ロング構築の動きが強まったのが実情です。米ソブリン格付け見通しの引下げに関しては、ドル売りと判断すべきなのかドル買いとすべきなのかは難しいところではありますが、ソブリン格付け引下げとなっても、安全資産として米債が選好されておりましたのでストレートでは単にドル買いに傾斜しており、甲乙判断が付けにくいというのが本音かもしれません。
さて、昨晩はマクロ面での材料は特段なく、メイン材料は言うまでもなくS&Pによる米国格付けの見通し引下げになると思われますが、債券市場はこれを受けて長期ゾーンを中心に大幅に価格が下落したものの、その後は株安を背景に買い戻され、米10年債利回りは3.37%で引けとなりました。本件を受けてNYダウは140ドル超の下落で地合いを大幅に悪化させましたが、今回S&Pが米国の長期格付け「AAA」見通しを安定的からネガティブに引下げた背景としては、足許で燻る財政再建計画の実効性に不透明感が台頭しているからで、S&Pのレポートでは2013年までに実際の財政赤字削減策を開始する必要があるとしています。逆算すると、これは2012年の大統領選挙前に中長期的な財政赤字削減計画に関する合意が成立する必要があることを示唆しているそうですが、現状の政治情勢では非常に困難であり、目先の債務上限を巡る議論が長引けば、実際に格下げされる可能性が一段と高まると思われます。
US10Y Treasury Note
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この件に関してはもう暫くウォッチしておく必要がありそうで、他の格付け会社の動向なども踏まえ、多方面のソースを確認したいところではありますが、これで市場の焦点が先週までのインフレ動向から、各国財政状況にシフトした可能性が高いので、足許のマクロでも特に経常収支関連の材料には神経を尖らせる必要が出てくるかもしれません。今晩は米住宅着工や許可件数などの材料が控えておりますのが、これらに関しては現状、特に影響を及ぼさないとい思われますのでさほど注力しておりません。なお、昨晩発表のNAHB住宅価格は、前月比-1pの16と市場予想の17を下回っており、引続き住宅関連指標の動向は不透明、かつ同指標では販売見通しも-3p、客足指数も+1pと非常に低調ではありましたので、やはり目先の金利上昇が悪影響を及ぼしているのは明らかです。
このソブリンの件に関しては引続き詳細をお伝えするとして、東京午前でのRBA議事録に関しては、引続き中長期的な景気見通しは上向きとしつつも、金融政策面については適切とし、早期利上げを示唆するような内容ではなかったことでオージーが軟調展開をしいられております。ドル円は引続き長期サポート下限82円Lowがターゲットとなりますが、その水準まで切り下がるようであれば、再び協調含めた介入観測が台頭するものと思われ、一段の下落は一本調子には行かないと思われます。ユーロドルは、ターゲットとしておりました1.42Midをも下抜けてしまっておりますので、モメンタムこそOSですが1.42割れからの一段下落には気をつけたいところです。この後は、独欧PMI指数の発表なども控えておりますので、これがストレートの切り返し要因となる可能性は低いと思われますが、日米欧ともに悪材料に見舞われている状態ですので、主流がはっきりと見えるまでは様子見にしておきたいと思います。
為替千里眼、関東地方は雨上がりの綺麗な晴天となっておりますが、あいにくマーケットは暗い雨模様、昨晩のNYでの株安を受けた東京株も100円超の下落幅となっており、為替相場も回避的な円買い圧力が一段と強くなっているような様子です。昨日は、欧州タイムからギリシャの債務再編に絡む思惑を背景に逃避的な動意が先行しておりましたが、これに加えS&Pが米ソブリン格付け見通しをサプライズ的に引下げたことで世界的な金融市場が大きく下落、リスク回避一色となったことで既存の円売りポジションの巻き戻し、投機筋などによる新たな円ロング構築の動きが強まったのが実情です。米ソブリン格付け見通しの引下げに関しては、ドル売りと判断すべきなのかドル買いとすべきなのかは難しいところではありますが、ソブリン格付け引下げとなっても、安全資産として米債が選好されておりましたのでストレートでは単にドル買いに傾斜しており、甲乙判断が付けにくいというのが本音かもしれません。
さて、昨晩はマクロ面での材料は特段なく、メイン材料は言うまでもなくS&Pによる米国格付けの見通し引下げになると思われますが、債券市場はこれを受けて長期ゾーンを中心に大幅に価格が下落したものの、その後は株安を背景に買い戻され、米10年債利回りは3.37%で引けとなりました。本件を受けてNYダウは140ドル超の下落で地合いを大幅に悪化させましたが、今回S&Pが米国の長期格付け「AAA」見通しを安定的からネガティブに引下げた背景としては、足許で燻る財政再建計画の実効性に不透明感が台頭しているからで、S&Pのレポートでは2013年までに実際の財政赤字削減策を開始する必要があるとしています。逆算すると、これは2012年の大統領選挙前に中長期的な財政赤字削減計画に関する合意が成立する必要があることを示唆しているそうですが、現状の政治情勢では非常に困難であり、目先の債務上限を巡る議論が長引けば、実際に格下げされる可能性が一段と高まると思われます。
US10Y Treasury Note
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この件に関してはもう暫くウォッチしておく必要がありそうで、他の格付け会社の動向なども踏まえ、多方面のソースを確認したいところではありますが、これで市場の焦点が先週までのインフレ動向から、各国財政状況にシフトした可能性が高いので、足許のマクロでも特に経常収支関連の材料には神経を尖らせる必要が出てくるかもしれません。今晩は米住宅着工や許可件数などの材料が控えておりますのが、これらに関しては現状、特に影響を及ぼさないとい思われますのでさほど注力しておりません。なお、昨晩発表のNAHB住宅価格は、前月比-1pの16と市場予想の17を下回っており、引続き住宅関連指標の動向は不透明、かつ同指標では販売見通しも-3p、客足指数も+1pと非常に低調ではありましたので、やはり目先の金利上昇が悪影響を及ぼしているのは明らかです。
このソブリンの件に関しては引続き詳細をお伝えするとして、東京午前でのRBA議事録に関しては、引続き中長期的な景気見通しは上向きとしつつも、金融政策面については適切とし、早期利上げを示唆するような内容ではなかったことでオージーが軟調展開をしいられております。ドル円は引続き長期サポート下限82円Lowがターゲットとなりますが、その水準まで切り下がるようであれば、再び協調含めた介入観測が台頭するものと思われ、一段の下落は一本調子には行かないと思われます。ユーロドルは、ターゲットとしておりました1.42Midをも下抜けてしまっておりますので、モメンタムこそOSですが1.42割れからの一段下落には気をつけたいところです。この後は、独欧PMI指数の発表なども控えておりますので、これがストレートの切り返し要因となる可能性は低いと思われますが、日米欧ともに悪材料に見舞われている状態ですので、主流がはっきりと見えるまでは様子見にしておきたいと思います。



