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固定電話のIP網移行は2020─25年、料金体系も一斉変更=NTT社長

[東京 6日 ロイター] - NTT<9432.T>の鵜浦博夫社長は6日の会見で、固定電話のIP(インターネットプロトコル)網への移行について「2020年の東京オリンピック・パラリンピック終了から2025年の間にXデーを設定していきたい」と述べた。

その上で「あるエリアでIP化を始めた時点で、料金制度などの見直しを一斉にやりたい」と語った。

基本料は可能な限り現状と同等の水準を維持し、通話料は距離に依存しないIP網の特性を活かした料金体系に変更する方針。IP網へ移行しても宅内工事は不要で、電話機もそのまま利用できる。

鵜浦社長は「固定電話は可能な限り、維持していきたい」と語った。

固定電話網(PSTN)を支える交換機はあと10年で寿命を迎えるため、NTTはその前にコアネットワークをPSTNからIP網に移す計画を掲げていた。移行を完了するまでに「Xデーからスタートして3年程度はかかる」という。

東西地域会社の固定電話は郵便などとともに全国一律サービス(ユニバーサルサービス)が義務付けられており、勝手にサービスを止めることはできない。総務省の有識者会議は昨年末、固定電話について「当分の間、ユニバーサルサービス制度により維持していくことが適当」としたが、同時に見直しの必要性にも言及した。

鵜浦社長は固定電話とユニバーサルサービスとの関係について「固定電話の今後を議論しておけば、ユニバーサルサービスの議論につながる」と期待感を示した。関係者の間では「固定電話だけでなく、無線なども検討すべき」といった声も聞かれる。

<売上高は過去最高>

NTTがこの日発表した2015年4─9月期連結決算(米国基準)は、売上高に当たる営業収益が前年比4.0%増の5兆5889億円と過去最高となった。海外事業の成長やNTTドコモ<9437.T>の回復などが寄与した。コスト削減などもあり、営業利益は前年比24.1%増の7334億円と大きく伸びた。

この結果を受け、通期業績見通しを上方修正した。営業収益を前年比2.7%増の11兆4000億円(前回予想比500億円増)に、営業利益を同15.3%増の1兆2500億円(同500億円増)に、純利益を同26.4%増の6550億円(同250億円増)に、それぞれ引き上げた。

*内容を追加しました。

(志田義寧 編集:山川薫)

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