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- 2011年03月30日 13:38
下方乖離していたドル円が標準的水準まで戻そうとしている
みなさん、こんにちは!
為替千里眼、東電株のストップ安が続く中、日経平均は1週間ぶりとなる9600円台を回復、現状は160円高と急激に地合いを改善させており、それに伴ってドル円も震災前の水準83.30円を試すかのような動きになっております。昨晩の米株につきましては、取引そのものは低調であったものの、四半期末を前にダウ平均は反発、+81ドルの12279.01で引けております。後述いたしますが、昨晩発表の米マクロは軒並み軟調、2年債入札に続き5年債入札も低調だったことで利回りは上昇、ドル円動向のベンチマークとなる10年債利回りも3.48%と、前日終盤の3.44%から上昇しております。引続き、対欧州通貨でのドルブリッシュが主導ではありますが、徐々に円売りのフローも目立ち始めており、日米金利差を背景にこれまで幾分下方乖離していたドル円が標準的水準まで戻そうとしている側面もあり、雇用統計前にもう一段の持ち高調整が入る可能性は否定できません。
足許の主要材料と地合い
さて、引続き中東情勢や原発事故後の処理といったリスク回避要因から来る円買い戻しのバイアスは残存しつつありますが、昨晩はポルトガルによる国際支援要請は不可避との見方が強まるなか、S&Pによる格下げ、そしてギリシャも信用格付けが引下げられたことで、これら周縁国の国債利回りは上昇、ユーロ導入来の最高水準を更新いたしました。個人的には引続きメイン材料はユーロ圏の債務問題と位置づけておりますが、それでも一本調子には下落してくれてないのが実情で、背景にはECBによる利上げ期待があると思われます。足許では、Fed高官の相次ぐタカ派的発言により、米金融政策にも早期利上げ観測が台頭しておりますが、市場は引続きFedよりECBの利上げの方が先という見解でcons形成となっており、この辺もまたユーロの下支え要因として意識されているようです。
昨晩の米マクロのおさらい
昨晩のマクロ動向を振り返りますと、C/S住宅指数は前年比-3.06%と市場予想の-3.20%を上回ったものの、12月の-2.43%からはマイナス幅が拡大、結果としては当面住宅価格が明確な上昇に転じる可能性は低いという見方を強める内容ではありました。続くCB消費者信頼感につきましては、前月の72.0から8.6p低下の63.4と大きく鈍化、2010年12月以来となる3ヵ月ぶりの低水準に留まりました。個人的にはもう少し踏ん張ってくれているというイメージではありましたが、最注目である雇用調査に関しては、「職を得るのが容易」との回答は前月の4.9%から4.4%に鈍化、むろん「職を得るのが困難」という回答は前月より増加しています。向こう6ヶ月先の期待指数も97.5から81.1へと大きく鈍化、職が減るといった回答も前月の15.0%から20.7%へ大幅にセンチメントが悪化していることが明らかになりました。この点は週末の失業率に少なからず影響する部分ではあります。
今日のトピックス
本日は言うまでもなく米市場でのADP雇用統計が焦点となります。Fedの早期利上げ観測が再び台頭するなか、昨晩は非投票権者のブラード総裁が、「経済見通しの改善を踏まえると米国債購入の規模縮小を当初予定より1000億USD縮小することが可能だ」と述べたことで一段とタカ派色の強まりを想起させましたが、そうした観点からも本日のADPおよび週末のNFPは、Fedが最も重要視している足許の労働市場動向が明らかになり、そしてその結果を受けて4月末に予定されているFOMCにおいて、再び政策スタンスがタカ派に向けられるのかどうか、相当に思惑は台頭すると思われますので、当該マクロ好結果であれば、引続きドルブルの展開は継続すると思われます。
ただし、株価動向や債券入札の動向次第では、株価上昇をバックにリスクセンチメントが高まり、リスクテイクのドル売りとなる可能性(円売りも含め)はありますので、オージーやカナダといった高ベータでのドル売りは従来どおりですが、対欧州通貨での目先のドル買いが継続するのか、はたまた金融市場全体のセンチメント改善を背景としたドル売りとなるのか、その点は流動的な部分ではありますので、プライスボードに張り付きつつ、プライスアクションで対応したいところです。
と言いつつ、ダメもとで93円バックにドル円ショートしちゃいました。震災前高値83.30までは売りあがろうかしら・・・(苦笑)
では、午後も頑張りましょう!
為替千里眼、東電株のストップ安が続く中、日経平均は1週間ぶりとなる9600円台を回復、現状は160円高と急激に地合いを改善させており、それに伴ってドル円も震災前の水準83.30円を試すかのような動きになっております。昨晩の米株につきましては、取引そのものは低調であったものの、四半期末を前にダウ平均は反発、+81ドルの12279.01で引けております。後述いたしますが、昨晩発表の米マクロは軒並み軟調、2年債入札に続き5年債入札も低調だったことで利回りは上昇、ドル円動向のベンチマークとなる10年債利回りも3.48%と、前日終盤の3.44%から上昇しております。引続き、対欧州通貨でのドルブリッシュが主導ではありますが、徐々に円売りのフローも目立ち始めており、日米金利差を背景にこれまで幾分下方乖離していたドル円が標準的水準まで戻そうとしている側面もあり、雇用統計前にもう一段の持ち高調整が入る可能性は否定できません。
足許の主要材料と地合い
さて、引続き中東情勢や原発事故後の処理といったリスク回避要因から来る円買い戻しのバイアスは残存しつつありますが、昨晩はポルトガルによる国際支援要請は不可避との見方が強まるなか、S&Pによる格下げ、そしてギリシャも信用格付けが引下げられたことで、これら周縁国の国債利回りは上昇、ユーロ導入来の最高水準を更新いたしました。個人的には引続きメイン材料はユーロ圏の債務問題と位置づけておりますが、それでも一本調子には下落してくれてないのが実情で、背景にはECBによる利上げ期待があると思われます。足許では、Fed高官の相次ぐタカ派的発言により、米金融政策にも早期利上げ観測が台頭しておりますが、市場は引続きFedよりECBの利上げの方が先という見解でcons形成となっており、この辺もまたユーロの下支え要因として意識されているようです。
昨晩の米マクロのおさらい
昨晩のマクロ動向を振り返りますと、C/S住宅指数は前年比-3.06%と市場予想の-3.20%を上回ったものの、12月の-2.43%からはマイナス幅が拡大、結果としては当面住宅価格が明確な上昇に転じる可能性は低いという見方を強める内容ではありました。続くCB消費者信頼感につきましては、前月の72.0から8.6p低下の63.4と大きく鈍化、2010年12月以来となる3ヵ月ぶりの低水準に留まりました。個人的にはもう少し踏ん張ってくれているというイメージではありましたが、最注目である雇用調査に関しては、「職を得るのが容易」との回答は前月の4.9%から4.4%に鈍化、むろん「職を得るのが困難」という回答は前月より増加しています。向こう6ヶ月先の期待指数も97.5から81.1へと大きく鈍化、職が減るといった回答も前月の15.0%から20.7%へ大幅にセンチメントが悪化していることが明らかになりました。この点は週末の失業率に少なからず影響する部分ではあります。
今日のトピックス
本日は言うまでもなく米市場でのADP雇用統計が焦点となります。Fedの早期利上げ観測が再び台頭するなか、昨晩は非投票権者のブラード総裁が、「経済見通しの改善を踏まえると米国債購入の規模縮小を当初予定より1000億USD縮小することが可能だ」と述べたことで一段とタカ派色の強まりを想起させましたが、そうした観点からも本日のADPおよび週末のNFPは、Fedが最も重要視している足許の労働市場動向が明らかになり、そしてその結果を受けて4月末に予定されているFOMCにおいて、再び政策スタンスがタカ派に向けられるのかどうか、相当に思惑は台頭すると思われますので、当該マクロ好結果であれば、引続きドルブルの展開は継続すると思われます。
ただし、株価動向や債券入札の動向次第では、株価上昇をバックにリスクセンチメントが高まり、リスクテイクのドル売りとなる可能性(円売りも含め)はありますので、オージーやカナダといった高ベータでのドル売りは従来どおりですが、対欧州通貨での目先のドル買いが継続するのか、はたまた金融市場全体のセンチメント改善を背景としたドル売りとなるのか、その点は流動的な部分ではありますので、プライスボードに張り付きつつ、プライスアクションで対応したいところです。
と言いつつ、ダメもとで93円バックにドル円ショートしちゃいました。震災前高値83.30までは売りあがろうかしら・・・(苦笑)
では、午後も頑張りましょう!



