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ハロウィンでバカ騒ぎした若者たちへ

ハロウィーン本番を迎え、思い思いの仮装姿で集まった若者たち。カボチャのみこしも登場した=10月31日夕、東京・渋谷(写真は産経新聞)
ハロウィーン本番を迎え、思い思いの仮装姿で集まった若者たち。カボチャのみこしも登場した=10月31日夕、東京・渋谷(写真は産経新聞)

それにしても、ハロウィーンの狂騒ぶりが日本でもこんなに話題になるとは思ってもみませんでした。全国の街中でお化けや魔女などに仮装した人々が盛り上がり、今年の市場規模は1220億円とバレンタイン市場に迫る勢いだったそうです。

ハロウィーンの本場である欧米では、子供が主役となる行事ですが、日本ではとにかく大人もはしゃぐ。死者を迎え入れるという行事本来の趣旨はさておき、日本流のハロウィーンはさながら「全国コスプレ大会」といったところでしょうか。お化けや魔女ならともかく、奇抜な全身タイツやあの有名ラグビー選手の格好を真似ているさまは、誰が見たってただの「コスプレ」です。

いや、だからと言って、彼らの行動に難癖をつけるつもりなんて毛頭ありません。せっかくのお祭りなんですから、思い切り羽目を外してもらって結構なんですが、せめてもう少しだけ他人や周囲に配慮するという「大人」の意識を持ってもらえたら、きっと誰も眉をひそめることはなかったのではないでしょうか。

こんなことを書くと、仮装に参加しなかったオッサンのひがみだとか、昔も今も日本中のありとあらゆるイベントでごみを散らかしているとか、コスプレ文化は日本だけではないとか、今年のハロウィーンを楽しんだ人たちから総スカンを食らいそうですが、筆者のようにハロウィーンやコスプレに全く興味のないオッサンでも「参加してみたい!」と思いたくなるような節度ある楽しみ方が感じられれば、もう少し違った受け止め方ができたかもしれません。

東京・渋谷のイベントでは、警察官が出動して雑踏警備に当たり、ついには逮捕者も出たそうです。イベント後には路上にごみがあふれ、近隣住民が苦情を訴えたり、一部の若者によるゴミ拾いの様子を取り上げるメディアもありましたが、言われてみれば全国各地の花火大会やお祭りでも同じような光景があちこちでみられます。ハロウィーンだけが決して特別なわけではない気がします。

もともと日本になかった文化が近年、SNSとの相乗効果でものすごい勢いで広がっているわけですから、良い意味で日本の伝統的なイベントとは全く異なる楽しみ方が定着してほしいと思います。

そういえば、イベント後の渋谷では、ラブホテルにカップルの行列待ちができるほどの賑わいだったそうです(笑)。日本の若者は、まだまだ行動力も性欲もあふれているようですから、この有り余るバイタリティーを生かして、来年のハロウィーンはきっと、興味がなかった人でも参加したいと思えるイベントに変えてくれると信じています。ただし、「コスプレ魔法」でなんとかなると思ったら大間違いですよ。(iRONNA編集長、白岩賢太)

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