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スマートニュースにフランスから突然の火の粉!

Facebookが開発したスマホ向けのニュースアプリ「Instant Articles」が米国でいよいよ本格運用とかで、日本での展開が待たれますが、そんなおり、米欧のデジタルメディアに詳しいFrédéric Filloux氏が毎週発行のニュースレター「Monday Note」の最新号に「News Republic’s Amaizing Mobile Firehose」と題した一文を載せているのに目が止まりました。

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図柄もこうですから、ついつい読み出しました。かなりの長文。私の英語力ですから、ヘトヘトになって読む進むうち、最後の方になって、突然、わが日本のニュースアプリSmartNewsへの言及が始まりました。しかもキャプチャー写真3枚付きで。

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この写真のちょっと上になんと書いているか。Playing around copyright is part of the aggregation game.(著作権をいい加減に扱うのは(ニュース)収集ゲームの不可欠な要素だ)。そしてこうです。One of the most borderline tactics involves an app called Smartnews.(アプリで最もギリギリの戦術を採っているひとつがスマートニュースだ)!!!

SmartNewsのアプリは当方もダウンロードしていますが、めったに見ないので、思わず画面を確認しました。間違いない、日本発のSmartNewsと同じような操作画面です。一体、何が批判されているのか。

Fillouxは、SmartNewsについて、上手にデザインされていて便利だ、著名なニュースソースも引き込んでいる、と書いた後、その表示の仕方に問題がある、と指摘します。

SmartNewsのアプリをお使いの方はよくお分かりと思いますが、そのトップページには見出しが並んでいて、好みのものをクリックすると、いきなりお目当てページに行くのではなく、中継ぎページ(intermediary page=上記のキャプチャー写真の真ん中)が現われます。そこにあるグリーンの太い矢印に中に<SmartView>(日本バージョンでは「すぐ見る」)とあります。

そこでユーザーがこの矢印をタップすると、「専用のコンテンツページに上陸することになる」「現れるのは提供元の体裁、写真、広告など全ての属性が剥ぎ取られたものだ」(Filloux氏)

矢印に触れなければ、しばらく待てば提供元の本来のページに行くわけですが、この2重構造についてオカシイというのです。つまり、<SmartView>バージョンがアプリに内蔵(store)されているから、こういうことが出来るのだが、SmartNewsの利用規約のどこにもニュースコンテンツをstoreする権利を有しているとは書いてない。だから<borderline tactics>だと主張するのです。

もう、記憶も曖昧ですが、SmartNewsに関わるこの手の話は、スタートした直後から日本であって、”炎上”したことがあります。(山本一郎さんのこの記事、とかこの記事をご参考に)

どうやら、日本での騒ぎは、SmartNewsのウェブサイトにある「媒体運営者の皆様へ」で紹介されているように、ニュース提供元に広告収入を還元することで解決したらしいですが、この海外からの突然の火の粉はなんで飛んできたのでしょうか?

実は、このFilloux氏の記事の前段は、2008年にフランスで始まった同じニュースアプリ「News Republic」の紹介です。いまでは世界40カ国、29の言語で展開していて、月間1,200万人のユニークビジターがあり、平均で一人当り月間272ページも読まれているそう。(日本語バージョンもあります)

ニュースの提供元もロイター、ガーディアンはじめ1,500にものぼり、記事、写真、ビデオの総数は1日あたり5,000本に達するとか。だから、ユーザーから見れば、News Republicは、記事の見出しにあるようにニュースの流れが止まらない消防ホースみたいだと言うのです。

そして、ニュースアプリの一般論として、RSSfeedで集めた記事を無料で使っていて、ベンチャーキャピタルの社会では、「先に動いて許可は後で」のようなWildWest的なアプローチを評価するが、それは間違いだとFilloux氏は言い、その典型例として、最近のFlipboardの突然の凋落をあげます。

それに続いてSmartNewsのやり方に”疑念”を投げかけるのですが、SmartNewsが海外メディアをどう扱っているかは明らかにしていません。ただ、News Republicの場合は、収入の50%をニュース提供元に支払うという契約を結んだ上で事業を展開し、許可を取った上で、<SmartView>のような体裁の記事をstoreしていて、高速表示を可能にしているという”クリーンビジネス”を賞賛しています。

さらに、次の戦略として、サムソンはじめ、幾つかのアジア、ヨーロッパのスマホメーカーと提携し、アプリが入ったデバイスを提供していくようです。

なんだか、パリ在住のFilloux氏によるステマのような趣がないではないような気になってきましたが、この人物は米仏を股にかけたジャーナリストとしても、アナリストとしても高名な人物で、フランスの電子出版コンソーシアムのゼネラルマネージャーも務めたこともあります。軽く見ないほうがいいのかも知れませんが・・・・。なにせ、Monday Noteの相棒は、かってアップル社の技術担当で、BeOSの開発で知られたジャン・ルイ・ガゼー氏だし。

まあ、今年9月には世界で1,300万ものダウンロードを達成したそうで、世界で闘う存在になったSmartNewsだけに、これからも波風が立つのかもしれません。

(余談ですが、私はFillouxのオススメの熱弁に負けて?News Republicの日本語バージョンをダウンロードしました。悪くはなさそうです。これもステマ効果(笑))

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