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農林水産分野におけるTPPへの厳しい声

TPPについての党内論議がスタートした。

これから11月下旬の取りまとめに向けてほぼ毎日のように党内で議論が行われることになっている。

TPPについては攻めの分野と守りの分野があるわけだが、攻めの分野については取るべきところが取れたと言う印象を受ける。

守るべき分野では国民皆保険制度のように、しっかり不安を払拭するような内容が確認されている一方、農林水産分野については、努力はされたのだろうが今回の合意内容が明らかになるほどに私のところには不安やお叱りの声が頻繁に届く。

内容や考え方がまだ十分に説明されていないからということもあるかもしれないがそうではないと感じる。

ただでさえ厳しい農業情勢の中、なんとか営農を続けておられる多くの農家から見れば、わずかでも競争環境が激化するということになればもう来年の作付をやめようと言うことになりかねないのだ。このままTPPが発効することとなれば農業に対する意欲を失って作付を止めてしまう人たちがたくさん出てきてしまうのではないか。

現にそういうことをおっしゃる農家が多い。

だからこそ、国会決議にあるように「持続可能な農業」としていくために抜本的な対策が必要になってくる。

自分自身が来年以降農業を続けていく気になるために、次の世代に農業がしっかりと受け継がれていくようになるために、新しく農業を始めてみようと言うチャレンジングな人が出てくるようになるために、何らかの対策が必要になる、と僕も思う。

経営的なことに加えて感情的な問題もある。よく農家から言われるのが「日本の農家には主食用米を作るなと言って飼料用米への転換をさせておいてアメリカの農家の作った米は主食用米として輸入させるのか」ということだ。

総理は、海外からの輸入増加分に見合う数量については主食用米の市場から隔離して相場が下がらないようにすることを表明しておられる。もちろんそのような対策も必要なのだけど、このような農家の気持ちに寄り添った対策、をやっていかなければ納得してもらうのは難しいのではないかと率直に感じている。

これからまとめる党内での対策がこうした気持ちを受け止めたものになるようにしっかりと取り組んでいきたい。

ふるかわ 拝

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