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雇用統計徹底分析!?果たして本当に強い?

みなさん、こんばんは!
為替千里眼、雇用統計待ちといった雰囲気が支配的であるものの、引続きドルは堅調、ユーロドルやケーブルは昨年末の急反発前の水準付近まで鈍化しているような状況です。東京株は本邦3連休前ということもありますので、特段大きな動きには至らず、ダウ先も雇用統計待ちで+10ドル付近とい、いずれのmktもこう着状態となっている状況下では、素直に雇用統計の結果を待つしかないのが実情かもしれません。雇用統計は、言うまでもなく毎月最大の焦点となりますが、今回はADPが花火を打ち上げてくれましたので(笑)、市場参加者も既にシャンパンの蓋に指を掛けて待っている状態なのではないかと思います。ただし、米指標はなにかと裏切るケースが多いので、シャンパンの掛け合いになるのか、地面に叩きつけられるのかは、予断を持たずに見守りたいところです。

さて、NFPを占ううえでも重要となる各マクロ指標の雇用指数については、概ねおさらいが付いているのではないかと思いますが、残念ながら今回も各指標の強弱はマチマチで、必ずしも強めな結果が出るという核心には至らないというのが実情です。全体的な雇用情勢のイメージは概ね想像のとおりだとは思いますが、簡単に言いますと、製造や建築の財生産は引続き低調、それに対してサービスセクターが堅調、と言う流れは不変ですが、先のADPのスパークも判断はまちまちで、米中小企業の業界団体であるNFIB(全米独立企業連盟)のエコノミストは、「12月は中小企業の採用の増加はさほど見られなかった」と明言しているとバークレイズは伝えています。

ISM-mfg & non-mfg


ご覧のとおり、中央が非製造業、右側が製造業の構成項目となります。ヘッドラインの改善は既にご周知のとおりですが、注目のEmployment(雇用指数)はいずれも鈍化しており、サービスセクターの雇用が果たしてそこまで伸びているのかどうか、疑念を抱く部分ではあります。各中銀の製造業インデックスに関しましても、全体としては何年ぶりかの非常に強い数値となっておりますが、その内訳としては、新規受注等が全体を押し上げているに過ぎず、肝心の雇用指数は鈍化しているというのがほとんどでした。


Empire State Manufacturing Survey


こちらはエンパイヤFedの雇用指数となりますが、もうひとつのフィリーFedの雇用指数も、前月の13.3に対して12月は5.1と鈍化しておりましたので、やはり製造セクターの雇用の伸びは期待しないほうが良いというのが実情です。唯一改善となったのがISMシカゴ(シカゴPMI)での雇用指数で、こちらは基調的にも改善傾向が顕著となっており、こちらだけが唯一の頼みの綱なのかもしれません

ISM-Chicago Business Survey


民間指数に焦点を移してみます。
消費者信頼感(CC)での雇用調査では、総じて前月から悪化しており、職が豊富との回答も減少、就職が困難との回答は増加、向こう6ヶ月の期待指数も、職が増えるとの回答が減少、職が減るとの回答が増加しておりました。足許の求職が減っているという証左でもありますので、この辺はADPとの結果と整合性が取れない部分かもしれません。

U.S. Monster Employment Index


こちらはオンライン求人のモンスター雇用指数です。ご覧のとおり、やはり前月比でみれば鈍化しており、民間雇用が大幅に増加したとの証左は得られませんでした。IJCは鈍化傾向にありましたが、IJCは失業率との相関を意識すべきなので、NFPそのものに直接は作用しないと捉えておきたいところです。今回のNFPの市場予想値は、当初13.5万人程度だったものが、ADPの結果を受けて15万人程度まで引き上げられております。これを真に受けるかどうかは判断の分かれるところではありますが、個人的にはそれなりに懐疑的に見ておりますので、前月からの反動増を見込んでも10〜13万人程度、良くて15〜16万人程度、悪ければ10万人以下、という水準です。

ここで影響力を及ぼすのが政府部門・非営利部門の雇用情勢となりますが、チャレンジャー曰く「人員削減は2010年下半期に急減したものの、地方政府の予算削減が続くなか、2011年も政府部門の人員削減は続くとみている」と述べており、ヘッドラインの押し上げには何ら作用してくれなさそうな雰囲気です。少々時間の関係で失業率の方は取り上げることができませんでしたが、お昼の更新でも述べましたように、こちらは労働参加率も重要な要素となってくるので、果たして低下するかどうかは正直分からないというのが実情です。

ここ数日で一気に上昇したドル円は、モメンタムで見てもかなり無理のある上昇となっており、ADPを受けての期待感はある程度織り込まれたと思いますので、もちろんダウンサイドリスクの方がインパクトが大きいと言う点だけは忘れずに参戦して頂きたいと思います。

では、この後も頑張りましょう!

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