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ADPとBLSのバランスが崩れ始めた

みなさん、こんばんは!
為替千里眼、まだお仕事の方もなんとなくお正月気分が抜けないというのが本音かもしれませんが、マーケットは小幅ながらも積極的に動いており、なにか出遅れ感を感じつつも、なかなか戦略が定まらないというのが実情です。ドル円はデイレンジ上下30銭程度と小動きに留まっておりますが、ユーロドルは既に朝方のDayHighからは100p以上の下落、オージーも引続き軟調でロンドン序盤には一時パリティ水準割れを示現、全体的にドル買いに傾斜している様子はありますが、これといった手掛かりもなく、市場は次なる焦点ADPやISMに視点を移しております。現状、ダウ先は-60ドル超と回避的なセンチメントが先行しているような雰囲気で、欧州タイムで発表された独欧PMI関連も強めな結果ではありましたが、大局的な流れを変えるには至らず、この後の米指標の結果如何を問わず、一段のドル買いが進みそうな雰囲気を醸し出しております。

さて、まずは目先ADPにおける民間雇用者数の動向が気になるところではありますが、まず先週更新できませんでしたIMMポジションから見てみたいと思います。

CFTC IMM position (December 28, 2010)
JPY:Long49,941  Short20,300
EUR:Long33,833  Short60,312
GBP:Long18,294  Short31,415
CAD:Long58,142  Short23,355
CHF:Long24,349  Short10,347
AUD:Long76,857  Short12,541
NZD:Long18,570  Short10,455

※先週データはこちら

1週間で随分と水準が変化したような気がしますが、ご覧のとおり円ロングは前週比から+1.5万枚と大幅増、その他カナダやオージーなども万単位で増加しており、引続きリスクセンチメント云々以上に対ドルでのパフォーマンスにばらつきが生じているのが実情です。ドル円の下落ピッチ等を考慮すれば、この円ロングの拡大は納得できる部分ではありますが、ユーロやポンドは一方でドル買いに傾斜していることから、ユーロ円やポンド円の下落が一番大きかったというのが先週一番の特徴だったのかもしれません。引続き欧州通貨とオージー以外は然程ポジションの偏りはありませんので、特ににドル円は上値が重そうで、最悪一段の円ロング拡大によって80円トライとなる恐れも内包している気がします。

US10Y Treasury Notes


10年利回りです。モメンタムは明確に下向きであり、利回りの急反発という展開は少々考えにくいところではありますが、実際にはななか債券買いに傾斜していないのが現状です。現状の水準から3.20%程度まで下落するようであれば、むろんドル円にも下方バイアスが強まることとなりそうなので、その点に注意しつつ、米マクロの好転によって債券売りに傾斜するかどうかの見極めも重要かと思います。ここ最近は、マクロとの連動性、株式動向との連動性も若干薄れておりますので、マクロが好結果だったからと言って、必ずしも株価上昇、ドル円上昇には繋がらないことは認識しておいたほうが良さそうです。

ADPの各社予想と行きたかったのですが、あいにく年初からデータが出揃っていないというのが実情で、かつADPに関しては予想値未公表の金融機関が多いため、市場予想中心値10万人をベースに見てみたいと思います。ご記憶にも新しいところではありますが、昨年後半はADPの民間雇用者数よりBLSの民間雇用者数の方が多く出ていた傾向がありました。ADPは政府部門を含まないという点も含め、ここ最近はあまり連動性にも乏しく、NFPの先行指数としてはやや乖離が大きい傾向にありましたが、前月くらいからBLSの民間雇用も伸びが鈍化しつつあり、ADPよりBLSの方が多く出る傾向は薄れてきてしまっております。

今月は年末のホリデーセールでの雇用増が期待されているだけに、建設セクター等で大幅に足を引張らない限りは強めな数値が出るとは思いますが、前月のようにADPである程度の底堅さを維持したばかりに、NFPで大ゴケとなってしまうケースもありますので、流れとしてはADPである程度抑制された数値で牽制しておいて、週末の本番でポジティブサプライズと言う流れのほうが市場にはインパクトを与えられると思いますし、週末のNFPは前月が大きく鈍化したため、今月はその反動増も期待できることから、正直ADPに関してはあまり強めな数値が出ないほうが良いのかもしれません(それはそれでネガティブな憶測を呼びそうですが・・・)。

いずれにしても利回り動向が重要ですので、現状のように株安が先行しているようだと債券買いのバイアスが強まり、利回り格差縮小からもドル円の下落ファクターとなりやすく、ドル円の下押し要因として意識されるところです。ユーロドルも目先のサポートが1.32Lowとなりますので、そこで反転を期待して短期ロングをしたとしても、反発余力に乏しいとは思いますので、引続き深追いをせず50p取れれば良いくらいのお気持ちで取り組まれたほうが良さそうな感じです。それはそうと、ISM非製造業を取り上げるの忘れてしまいましたね・・・

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