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- 2010年12月27日 21:16
QE3は如何に!?/2011年前半の主流テーマを検証
みなさん、こんばんは!
為替千里眼、明けの為替市場は中国利上げを受けたアジア通貨高という流れとなりましたが、その影響も相当に限定的で、その後はいつもの居心地のよりレンジに留まっているのが現状です。ドル円は一時82.60アラウンドまで下押しし、テクニカル上の押し目ポイントまで切り下がりましたが、やはり82円Midが限界で、その後は再び80アラウンドまで反発していることを考慮すると、一段の下値の可能性は相当に低いものと思われます。ただ、限られたフロー内での値動きですので、目先のユーロの反発もあまり信憑性が高いとは言えず、やはりお昼の更新でのチャートが示唆するように、1.32手前くらいからは戻りも出やすくなると思われますので、下値で拾い損ねた、なんてネガティブな発想にならないようにしていただきたいと思います。
さて、何を取り上げるか悩ましいところではありますが、やはり気になるのは2011年のマーケットであり、どのような材料が主導となり、どのような展開となるのか、ドルは再び軟化するのか?、ユーロは財政問題が一巡しテクニカル的な反発となるのか?、などなど、様々なシナリオが考えられます。市場参加者の多くは、引続き各国の財政状況が材料視され、米国の減税延長ももちろんその懸念のひとつではありますが、やはり一番の懸念はユーロ周縁国に対する懸念です。それでも、ユーロ諸国のいずれかがデフォルトになるような深刻な事態までもは想定していないようですが、現状危機が取り沙汰されているアイルランドやポルトガル、スペインからイタリアまでもが、ショートにすべきと判断されている模様で、この問題は2011年の1-3月期終盤まで持ち越されるようなイメージだそうです。
米国のQE2に関しましては、拡大も縮小も現状は想定されていないようで、足許の利回り上昇に関しましても、実際には財政懸念の拡大がリスクプレミアムを押し上げている訳ではなく、QE2拡大を見越したロングポジションのアンワインドが原因だったとする声が大半です。その根拠となるのが利回り水準そのもので、確かに中長期ゾーンの債券は圧迫され、利回りの急上昇を招きましたが、QE2での買取対象ではない超長期の30年利回りなどはさほど上昇しておらず、これ自体が米財政懸念の拡大を反映していない証左だとも言えます。となりますと、やはり足許の利回り上昇は調整される可能性が高く、Fedも本腰入れて時間軸効果を強化するような発言を行う可能性が高いと捉えることができますので、現状6月までとしているQE2の期間がどのように変化するか、そしてQE3への移行の有無は?、という部分が2011年前半の課題となるような気がします。
現状、FF金利先物では2012年の2月限以降が0.5%を明確に上回っているようで、これは現行の0.25%から25bpsの利上げを市場が織り込んでいるということになりますが、実際に9割近い参加者が「米国がトレンドを下回る成長局面に入ると考えている」そうで、そのうちの約3割がQE3の実施を予想していると、バークレイズは報じております。足許の堅調なマクロ動行からはやや意表を突かれるサーベイではありますが、個人的には成長率以上にやはり失業率、雇用情勢のほうに重心を置いており、失業率が低下しない限りは、QE3はもちろんのこと、Fedサイドも暗にドル安誘導を行うことで、ドルはネガティブな展開を強いられるのではないかというイメージです。となると、残された道はエマージングおよびコモディティということになりますが、コモディティの代表通貨でもあるオージーに関しては、中国の追加利上げ懸念が残されており、中国は2011年央までにあと2回、計50bpsの利上げが予想されているだけに、そこもまたネックになるのが実情です。
この記事だけで纏めることは困難ではありますので、また改めて取り上げたいテーマではありますが、2011年もまた利上げといったポジティブなワードを聞くことができなさそうな一年ではありますので、その点は念頭におきなから、来年の相場を色々と想像してみると良いかと思います。
為替千里眼、明けの為替市場は中国利上げを受けたアジア通貨高という流れとなりましたが、その影響も相当に限定的で、その後はいつもの居心地のよりレンジに留まっているのが現状です。ドル円は一時82.60アラウンドまで下押しし、テクニカル上の押し目ポイントまで切り下がりましたが、やはり82円Midが限界で、その後は再び80アラウンドまで反発していることを考慮すると、一段の下値の可能性は相当に低いものと思われます。ただ、限られたフロー内での値動きですので、目先のユーロの反発もあまり信憑性が高いとは言えず、やはりお昼の更新でのチャートが示唆するように、1.32手前くらいからは戻りも出やすくなると思われますので、下値で拾い損ねた、なんてネガティブな発想にならないようにしていただきたいと思います。
さて、何を取り上げるか悩ましいところではありますが、やはり気になるのは2011年のマーケットであり、どのような材料が主導となり、どのような展開となるのか、ドルは再び軟化するのか?、ユーロは財政問題が一巡しテクニカル的な反発となるのか?、などなど、様々なシナリオが考えられます。市場参加者の多くは、引続き各国の財政状況が材料視され、米国の減税延長ももちろんその懸念のひとつではありますが、やはり一番の懸念はユーロ周縁国に対する懸念です。それでも、ユーロ諸国のいずれかがデフォルトになるような深刻な事態までもは想定していないようですが、現状危機が取り沙汰されているアイルランドやポルトガル、スペインからイタリアまでもが、ショートにすべきと判断されている模様で、この問題は2011年の1-3月期終盤まで持ち越されるようなイメージだそうです。
米国のQE2に関しましては、拡大も縮小も現状は想定されていないようで、足許の利回り上昇に関しましても、実際には財政懸念の拡大がリスクプレミアムを押し上げている訳ではなく、QE2拡大を見越したロングポジションのアンワインドが原因だったとする声が大半です。その根拠となるのが利回り水準そのもので、確かに中長期ゾーンの債券は圧迫され、利回りの急上昇を招きましたが、QE2での買取対象ではない超長期の30年利回りなどはさほど上昇しておらず、これ自体が米財政懸念の拡大を反映していない証左だとも言えます。となりますと、やはり足許の利回り上昇は調整される可能性が高く、Fedも本腰入れて時間軸効果を強化するような発言を行う可能性が高いと捉えることができますので、現状6月までとしているQE2の期間がどのように変化するか、そしてQE3への移行の有無は?、という部分が2011年前半の課題となるような気がします。
現状、FF金利先物では2012年の2月限以降が0.5%を明確に上回っているようで、これは現行の0.25%から25bpsの利上げを市場が織り込んでいるということになりますが、実際に9割近い参加者が「米国がトレンドを下回る成長局面に入ると考えている」そうで、そのうちの約3割がQE3の実施を予想していると、バークレイズは報じております。足許の堅調なマクロ動行からはやや意表を突かれるサーベイではありますが、個人的には成長率以上にやはり失業率、雇用情勢のほうに重心を置いており、失業率が低下しない限りは、QE3はもちろんのこと、Fedサイドも暗にドル安誘導を行うことで、ドルはネガティブな展開を強いられるのではないかというイメージです。となると、残された道はエマージングおよびコモディティということになりますが、コモディティの代表通貨でもあるオージーに関しては、中国の追加利上げ懸念が残されており、中国は2011年央までにあと2回、計50bpsの利上げが予想されているだけに、そこもまたネックになるのが実情です。
この記事だけで纏めることは困難ではありますので、また改めて取り上げたいテーマではありますが、2011年もまた利上げといったポジティブなワードを聞くことができなさそうな一年ではありますので、その点は念頭におきなから、来年の相場を色々と想像してみると良いかと思います。



