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- 2010年12月21日 21:59
2011年前半相場のシナリオイメージ
みなさん、こんばんは!
為替千里眼、これだけ膠着気味だとなかなか取り上げる材料にも困るものではありますが、明日からはある程度主要材料が予定されておりますので、年内最後となるその動意に期待したいところではあります。引続きフロー中心で、ドル買いでもなくドル売りでもなく、方向性はまったく見出せておりませんが、今週に入ってからのドル円は、83円Midでほぼ膠着となっており、引続き83円Lowへの下落が懸念されつつも、ここ最近の足許のマクロは軒並み市場予想を上回っていることから、明晩のGDP確報や中古住宅販売がどのような結果となるか、従来どおり予想値を上振れるかに注目したいと思います。ただ、米国債利回りが10年債で3.5%という節目に達したことで金利上昇局面はほぼ一巡したと思われ、現在の利回り水準は価格面でも投資妙味という部分においても買いが入りやすい水準ではありますので、一段の金利上昇というシナリオは少々描きにくいのかもしれません。
BTMU曰く、確かに足許のマクロは改善傾向にありますが、来年6月末までのQE2継続というFedの政策は不変で、しかも足許のマクロこそ改善しているものの、CPIや失業率など金融政策に直結すべく重要材料に関しては、引続きインフレは見込まれておらず、失業率も上昇傾向にあることから、目先の米景気回復への楽観的な見方は行き過ぎだと指摘しているのが実情です。テクニカル面では、ドル円の目先サポート83円Midを維持できないとなると、雲上限83円Lowという流れになりますが、83円Lowまで下落してしまうと、遅行スパンの価格サポートも下抜けしてしまっている状況となりますので、やはり対円通貨全体にとってはあまり喜ばしい展開ではないのではないかと思われます。
一方でバークレイズは目先の金利上昇について、足許のマクロの予想以上の強さを受けて景気二番底を懸念している債券ロングが一掃されたことが元凶で、最近の各通貨の対ドルでのパフォーマンスを見る限り(ドルは上昇している)、ドル資産離れが進んでいる訳でもなく、また財政懸念が拡大し「悪い金利上昇」という見方についても、米債CDSのスプレッドが拡大していないことから、この見方についても否定的なようです。そして、このタイミングでのブッシュ減税延長決定が利回り上昇に拍車を掛けたとしておりますので、全体的な見方としてはややドルブリッシュな見解を示しておりますが、来年6月までは国債買取の期間を残していることから、本格的に金利が上昇するとすれば、年央以降だとの見方を示しております。
マクロ面からの観点で言えば、コアインフレが+0.8%程度の水準ではありますので、インフレ率がこの低い段階で金利が上昇することは考えにくく、やはり現状の市場の楽観的なドルブルの見方には些か抵抗感があります。雇用関連に関しましても、確かに民間部門は底堅く推移しておりますが、一段の伸びはどうなのか?と見てみると、意外と伸びていないのが実情で、特に財生産セクターの伸びは依然としてマイナス主導となっておりますし、改善の兆しはどうかというと、足許の金利上昇で住宅販売不振に陥ることは容易に想像でき、例えば建設業が急激に活況化することも考えにくい部分で、むろんこのセクターにおける雇用増も見込みにくいところではあります。
ただ、唯一救いになっているのが、欧州のソブリンリスクが拡大しているにも関わらず、逃避的な動きには至っていないという部分で、2010年初はこうしたリスクに過剰に反応していた市場も、今回ばかりはある意味「乗り越えられる」と見ている可能性が高く、リスク回避の動きに至らないのはその証左であるとも言えます。それであれば、一番のアウトパフォーム通貨はやはりオージーやカナダなどの高ベータ通貨となりますが、あとは時間と伴にFedの6000億USD規模のQE2が延長されるか否か、今後のマクロ動向との睨めっこになってくると思いますので、やはり来年6月までは明確な方向性というのは出にくいものと思われます。欧州圏の債務問題の収束具合も含めて、来年初の動向は当面、日本円を除外した展開が主導になるものとイメージしております。
為替千里眼、これだけ膠着気味だとなかなか取り上げる材料にも困るものではありますが、明日からはある程度主要材料が予定されておりますので、年内最後となるその動意に期待したいところではあります。引続きフロー中心で、ドル買いでもなくドル売りでもなく、方向性はまったく見出せておりませんが、今週に入ってからのドル円は、83円Midでほぼ膠着となっており、引続き83円Lowへの下落が懸念されつつも、ここ最近の足許のマクロは軒並み市場予想を上回っていることから、明晩のGDP確報や中古住宅販売がどのような結果となるか、従来どおり予想値を上振れるかに注目したいと思います。ただ、米国債利回りが10年債で3.5%という節目に達したことで金利上昇局面はほぼ一巡したと思われ、現在の利回り水準は価格面でも投資妙味という部分においても買いが入りやすい水準ではありますので、一段の金利上昇というシナリオは少々描きにくいのかもしれません。
BTMU曰く、確かに足許のマクロは改善傾向にありますが、来年6月末までのQE2継続というFedの政策は不変で、しかも足許のマクロこそ改善しているものの、CPIや失業率など金融政策に直結すべく重要材料に関しては、引続きインフレは見込まれておらず、失業率も上昇傾向にあることから、目先の米景気回復への楽観的な見方は行き過ぎだと指摘しているのが実情です。テクニカル面では、ドル円の目先サポート83円Midを維持できないとなると、雲上限83円Lowという流れになりますが、83円Lowまで下落してしまうと、遅行スパンの価格サポートも下抜けしてしまっている状況となりますので、やはり対円通貨全体にとってはあまり喜ばしい展開ではないのではないかと思われます。
一方でバークレイズは目先の金利上昇について、足許のマクロの予想以上の強さを受けて景気二番底を懸念している債券ロングが一掃されたことが元凶で、最近の各通貨の対ドルでのパフォーマンスを見る限り(ドルは上昇している)、ドル資産離れが進んでいる訳でもなく、また財政懸念が拡大し「悪い金利上昇」という見方についても、米債CDSのスプレッドが拡大していないことから、この見方についても否定的なようです。そして、このタイミングでのブッシュ減税延長決定が利回り上昇に拍車を掛けたとしておりますので、全体的な見方としてはややドルブリッシュな見解を示しておりますが、来年6月までは国債買取の期間を残していることから、本格的に金利が上昇するとすれば、年央以降だとの見方を示しております。
マクロ面からの観点で言えば、コアインフレが+0.8%程度の水準ではありますので、インフレ率がこの低い段階で金利が上昇することは考えにくく、やはり現状の市場の楽観的なドルブルの見方には些か抵抗感があります。雇用関連に関しましても、確かに民間部門は底堅く推移しておりますが、一段の伸びはどうなのか?と見てみると、意外と伸びていないのが実情で、特に財生産セクターの伸びは依然としてマイナス主導となっておりますし、改善の兆しはどうかというと、足許の金利上昇で住宅販売不振に陥ることは容易に想像でき、例えば建設業が急激に活況化することも考えにくい部分で、むろんこのセクターにおける雇用増も見込みにくいところではあります。
ただ、唯一救いになっているのが、欧州のソブリンリスクが拡大しているにも関わらず、逃避的な動きには至っていないという部分で、2010年初はこうしたリスクに過剰に反応していた市場も、今回ばかりはある意味「乗り越えられる」と見ている可能性が高く、リスク回避の動きに至らないのはその証左であるとも言えます。それであれば、一番のアウトパフォーム通貨はやはりオージーやカナダなどの高ベータ通貨となりますが、あとは時間と伴にFedの6000億USD規模のQE2が延長されるか否か、今後のマクロ動向との睨めっこになってくると思いますので、やはり来年6月までは明確な方向性というのは出にくいものと思われます。欧州圏の債務問題の収束具合も含めて、来年初の動向は当面、日本円を除外した展開が主導になるものとイメージしております。



