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Yahoo!ニュース: 個人に復帰します ネットライターはどこで書くのか問題

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Yahoo!ニュース: 個人のオーサーとして、復帰することになった。

本日、ヤフーの方々とミーティングを行った。今までの数々の無礼を謝罪した上で、現状のサイトの方針を聞き、納得し、2016年1月から再度、このサイトで原稿を書くことになった。私を受け入れてくれた同社の編集部には深くお詫びと感謝をしたい。

彼らにも伝えたのだが、私がこのサイトで書こうと思わなかったのは、昨年末に発表された方針にオーサー丸投げだなという部分を感じでしまったことが一番にある(そのセミナーの席で、早退するときに、場内スタッフに全員無視されたというのもあったのだが)。

この約1年間、アンチYahoo!ニュース: 個人のスタンスをとり、絶対に見返してやると思い、東洋経済オンラインを始め、各サイトでの連載に没頭してきた。ネットニュースに関するイベントも、ゲンロンカフェで2回、講談社の饒舌大陸で1回行った。

特にゲンロンカフェでのイベントは2回とも「神回」と言われた。1回目は私が心から尊敬し、信頼するしらべぇ編集長のタカハシマコト氏、東洋経済オンラインの武政秀明氏をお招きし、現場視点での問題提起とノウハウ共有を行った。

2回目は、中川淳一郎氏、三田ゾーマ氏との鼎談だったのだが、途中で、会場に来ていた津田大介氏、徳力基彦氏、BLOGOSの大谷氏、前出のタカハシ氏、武政氏も壇上に上げ、大いに盛り上がった。その月のゲンロンカフェで動員数NO.1となった。最後は私は壇上で、感極まって号泣してしまった。みっともなかったと思うが、自分なりに、駆け抜けてきたことの成果を感じたからだ。

このように、私は一書き手としても、おこがましいが後進に夢と希望、誇りと責任を持ってもらうべく、ネットニュースに関連して奮闘していた。

Yahoo!ニュース: 個人から距離をおいていた理由はもうひとつある。それは「私は、このサイトで書くべきなのか」と自問自答してしまったからだ。というのも、逆立ちしたって勝てっこない素晴らしいオーサーと、「なんで、この人のこのレベルの原稿が載っているのか?」というオーサーが両方いたためだ。

特に、内田良氏、山本一郎氏、上西充子氏、今野晴貴氏、藤田孝典氏などの原稿は、楽しみに読んでいた(全部を読めているわけではないが)。彼らには逆立ちしたって勝てっこないわけだ。こんな人たちと一緒に私なんかが書いていいのかということを考えていた。

一方で、前述したように、「これが載っちゃうんだ・・・」と思う原稿も多数見てきた。このサイトで書くことが、自分にとって誇りになるのか、「こいつらと一緒なのか」というマイナスイメージになるのか、よくわからなくなってしまった。

別にブランディングにこだわっているわけではないのだが、これは大事なことなのだ。なんだかんだ言って、TBSラジオ「文化系トークラジオLife」に出ていること(最近はご無沙汰で申し訳ないが)、たまに「Session-22」に呼んでもらえること、読売新聞や東洋経済オンラインで連載を持っていることで、私は信頼を勝ち得ている部分というのはある(本当におんぶにだっこであるのだが)。

ただ、編集部の現在の姿勢を聞き、「専門家」のサイトであること、品質管理に力を入れていること(オーサーは永久ではなく、契約期間を決めるそうだ)、PVだけではないものを目指していることなどを聞き、私にも期待してくれていることを確認し、この環境で書かせて頂くことができるならば、ぜひやりたいと思った次第だ。

一方、前に同サイトで書いたように、あまりパワーをかけることができていなかった自分もいる。

だから、きりがよい2016年の1月を目処に、2ヶ月かけて準備をし、復帰する。今後は、月に1本、完成度の高い原稿の投稿を目指す。テーマに関するブレストも行ったが、今までの分野に関連がありつつも、「そうきたか」という分野にする。書くうえでは、「笑い」の要素を一切排除することにする。今のところ、ルポルタージュか独自調査ものを考えている。2ヶ月準備して、ネットニュースの中でもピカピカの原稿を用意して復帰するので、ご期待頂きたい。

どこで書くか、誰とやるかというのはネットニュース界で生き残る上で大事なことなのだ。

いや、それは、あくまで個人の処世術だ。

そのサイトで、世の中は動くのか。

これが大事なポイントだと思っている。

今までの連載は続けるのでご安心を。特に東洋経済オンラインでは今まで以上にクオリティの高い原稿を発信したいと思う。担当の武政氏には、このエントリーを書く前に電話をした。彼がヤフーの方とお会いするたびに、私のことを気にかけていたということを聞いた。一緒に走ってくれている彼のことを考え、涙した。

というわけで、他のサイト含めて、自分のためではなく、世のため人のために書くので、これからもご期待頂きたい。

「若き老害」とは単に人の芽をつむものでは決してない。現在、活躍している方にも、後進たちにも負けないように、ベテランたちに立ち向かいつつ、新世代の大きな壁になろうと思っている。



11月4日(水)に開かれる武蔵大学「男性学」田中俊之先生とのこの本関連での対談でも、私の今後について、語ることにしよう。

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