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Windows 10好調で、日本の電機メーカーは波に乗れるのか

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Surface Pro 4、Surface Bookのライバルは誰か?

Windows PCのほうはどうだろうか。

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マイクロソフトはSurfaceのライバルがMacだと明言している

今回発表されたSurface Pro 4は11~12月発売で、価格が12万4800~28万9800円。Surface Bookは2016年初頭に発売予定で、価格は明らかにされていないが米国で1499ドルということは日本では19万円弱というところだろう。マイクロソフトはこの2製品についてMac Book Air、MacBook Proに対抗する製品だとコメントしている。これはつまり、「アップルが牛耳る個人向けプレミアムPCのシェアをSurfaceで奪いたい」という、マイクロソフトの強い意思表示だ。

世界的に見た場合、個人向けのプレミアムPCというのは非常に市場規模が小さく、しかもそこはほぼアップルが独占していると言っていい。つまり、マイクロソフトがアップルからシェアを奪えば、それだけWindows PCのシェアが広がることになる。

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日本マイクロソフト 代表取締役社長 平野拓也氏

しかしこの事情は日本市場に限っては異なる。日本にはLet's note(パナソニック)やVAIO Z(VAIO)、LaVie Hybrid ZERO(NEC)といったプレミアムノートPCがある。しかもこれらは各社にとって非常に重要な商品であり、日本国内ではそれなりの台数が売れている。つまり 日本では、マイクロソフトがSurfaceシリーズを売れば売るほど、日本メーカーのプレミアムノートPCが売れなくなる、という事態が起こりうる。特に今回のSurface Pro 4とSurface Bookは「ハイパフォーマンス+ペンの書き味が向上」という点がポイントであり、同じような特徴を持つVAIO Zと比較してしまうユーザーは多いはずだ。

日本マイクロソフトの平野拓也社長は「Surfaceには、2-in-1デバイス(注:PCとしてもタブレットとしても使える製品)という新しい市場を作り、市場を活性化させるための製品という意味がある。プレミアム価格帯でハイスペックなSurfaceが売れることで、Windows PC市場を活性化させたい」とコメントしていた。

Surface Pro 4とSurface Bookはいずれも高価な製品だが、おそらく一定の数以上は売れるだろう。平野社長が言うように、マイクロソフトがプレミアムなSurfaceを投入することで、シェアを奪われるのが日本の電機メーカーではないことを、筆者としては祈るのみだ。

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