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アベノミクスに助け舟を出そうとして犯した日経のミス

 本日の日経新聞には、次のようなタイトルの記事がデカデカと掲載されています。

 「物価2%上昇の品目2割超す 食品など値上げ増」

 2が2つ続くと、2013年4月の黒田総裁の記者会見を思い出しますよね。

 マネタリーベースを2年間で倍増すれば、2%の物価目標は達成される、と。

 しかし、実際にどうなっているかはご承知のとおり。物価上昇率は今、ゼロ%前後で推移しているのです。

 日経さんは、そのような苦境にある黒田総裁に助け舟を出したつもりなのでしょうか。

 こんな風なことを言っています。

 「モノやサービスの一部に価格上昇の波が広がっている。消費者物価指数の伸び率を支出額に応じた品目割合でみると、約4分の1が前年同月より2%以上、上昇している。品目の数でも上昇が下落を上回る。原油安が物価全体を下押しする一方、パンやセーターなど生活実感に近い物価が上がる形だ。」

 そこまでしてリフレ政策を支持しますかね?

 しかし、日銀が目標値を掲げている物価とは、あくまで「生鮮食品を除く総合」指数のことなのですから、個々の品目で幾ら価格が上がったものがあったとしても、なんの意味もないのです。

 なんの意味もない! なんの意味もない!

 おっぱっぴー!

 そ、れ、に…

 この日経の記事は決定的なミスを犯しています。

 経済の専門紙を名乗る資格が問われると言ってもいいでしょう。

 もう一度タイトルを見て下さい。何かおかしいとおもいませんか?

 物価が2%上昇の品目が2割を超す?

 そんなバナナ!

 物価とは、世の中に存在するモノやサービス全ての価格を総合的に表したものなのです。ですから、少なくても個々のモノやサービスの価格について言及する際、物価とは言わないのです。

 従って、この記事のタイトルは、「価格2%上昇の品目2割超す」とならなければおかしい!

 何故この記事を書いた人は、そのように書かなかったのでしょうか?

 或いは、元々はそう書いたものの、デスクから訂正が入ったのでしょうか? 価格2%上昇と書くよりも物価2%上昇と書いた方がインパクトがあるだろう、と。

 いずれにしても、日経がこんなミスを犯すなんて。

 クライマックスシリーズの直前、ロッテがホークスに向かって「タカ狩りの前に、札幌へ寄ってハム食べていこう」と言ったことくらい、おかしい。だって、鷹狩りは鷹が獲物を狩るのだから。

 麻生太郎副総理が「河野太郎とかけて釧路ととく」と言ったくらい、おかしい。だって失言(湿原)は麻生さんの専売特許だだから。

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