皆さんは、国際デーをご存知でしょうか。
国連が、テーマを設定し、国際社会の関心喚起と取組促進のために制定している日です。
昨日はその1つ、世界食料デーでした。
世界の食料問題を考える日として1981年に始まったもので、「すべての人に食料を」行きわたらせ、栄養不良や飢餓、極度の貧困を解決していくことを目的にしています。
日本をはじめ世界各国でイベントが行われ、ハンガー・ゼロが訴えられていますが、テーマはそれだけではありません。
食に関しては、「手に入らない・食べられない」とは正反対の、「捨てている・食べ過ぎている」という正反対の問題もあります。
発展途上国で1分間に17人飢餓で亡くなっている一方、OECD諸国等では肥満による慢性疾患で多くの命が失われています(日本では総合的な肥満対策を講じれば死者を年間15万5千人減らせると言われています)。
また、国連食糧農業機関(FAO)によると、1年間でムダになる食品は約13億トンで、食用として作られたうちの約30%にもなるとのこと。
いつの時代もヒト・モノ・カネは、「偏在」してしまい、「遍在」させることが非常に難しいと痛感させられます。
しかし、それを解決するために色々な団体が様々なアクションを起こしています。私も理事を務めさせて頂いているTABLE FOR TWO(TFT)もその一つです。
このNPOでは、ヘルシーな食事をとることで自動的に開発途上国の子どもへ学校給食をプレゼントできるプログラムを行っており、肥満と飢餓の解消に同時に取り組んでいます。
2007年の創設以来、このイニシアティブへの参加企業・団体数は順調に増え、現在は650を突破しています。また、海外にも広がり、12か国で活動を展開しています。これまでに贈られたのは3558万3077食にもなります!
そんなTFTのキャンペーンが、世界食料デーにあわせて昨日から始まっています。
「100万人のいただきます!」という、TFTヘルシーメニューを食べるだけで、餓えに苦しむ開発途上国の小学校に給食が1食届けられるもので、11月30日までに100万食プレゼントすることを目指しています。
皆さんにも、是非ご参加頂ければと思います。カロリーオフなヘルシーメニューを食べて、世界のこどもに食事を届けましょう!あなたの1食が、「二人の食卓」になります!