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「一億総活躍」はやはり気味が悪い…

同じような記事の続きになるが…。一億総活躍ってほんとなんだろうなあと僕は思うのである。いや、みんな活躍してほしいしみんな幸せになってほしい。誰もがそう願うはずなのだ。だからそれ自体は変ではないだろう。

だが、人生はいろいろあるし運不運もある。まあ、そんなこともいわれなくてもみなさんよくご存じだろう。東大医学部に息子を3人入れたという方が勉強は運に左右されにくいというようなことをおっしゃっていたと思うが、ある程度ノウハウも確立されている勉強の世界では努力すればするほど成績は伸びるというのはまさにそうだろう。

残念ながら実社会ではそうではない。努力しても報われない人もたくさんいるし運がいいことで成功する人もいる。地位が人を作るという言葉もあるようにもともとはダメでも出世してそれにふさわしい人間になっていくという人もいるだろう。

ただ、それでもいろんな世界で「活躍している」人を見るから多くの人が自分もああいう風になろう、ああはなれなくても少しでも近づくように頑張ろうと思う面もあるのがこの世の中だ。

「活躍できる」人もいれば不幸にして「活躍できない」人もいる。それが残念ながら現実なのだ。その理由は運がないという場合もあるだろうし努力が足りないという場合もあるだろう。だから「活躍」の定義をどう考えるかを除けばみんなが「活躍」できることなどありえないし、「活躍できる人」と「活躍できない人」 がいるからこそ競争が生まれみんなが努力し社会や経済が活性化されるのである。それが自由な社会であり自由主義経済の側面である。

だから、僕は「一億総活躍」なる言葉を聞いたときに「社会主義的だな…」と気味が悪くなるのである。社会の本質を全く理解していない言葉なのではないかなあと。

勿論、前回書いたように「活躍したくない人」も世の中にはたくさんいるのも忘れてはならないだろう。そういう人に対しても活躍を強制するのだろうか?

そして、おそらく一億総活躍のためにいろいろな制度、補助金が作られるのだろう。「活躍」という言葉が政府によって定義されそれに沿った人間だけに補助金が配られる・・・。気持ち悪いと思うのは僕だけだろうか?

国民一人ひとりが自分の活躍像があるとすれば政府が○○をする人には補助金を・・・ということを決める必要もないだろう。そうではなくて例えば、労働の対価たる賃金にかかる税金を減らす。そのほうがよほど自然ではないのだろうか?だから「一億総活躍」を実現するのであれば答えはシンプルで減税をすればよいとなるだろう。あるいは法的な規制によって新しい事業やアイディアを実現できない人も多いかもしれない。だからもう一つの答えは規制を緩和するとなるかもしれない。

いずれにしても何をもって「活躍」と政府様が認定するのか…。楽しみな次第ではあるが違和感を感じるのは僕だけではないだろう。

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