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TPP交渉の決着を受けて

おやっとさあ、小里泰弘です。

TPP交渉が決着しました。2年半前、TPP交渉入りにあたって、守るべき国益を提示し、決議を提案した私としましては、大きな責任を感じ続けてきました。

農業分野での決着内容について率直な感想を申し上げれば、「決して満点ではないけれど、これからの取り組み次第で合格点を取れる環境は確保できた」と思います。

農産品について言えば、
①米は米国等からの輸入特別枠については実質的に備蓄米で消化。
②和牛は米国産、豪州産などとは品質や市場が違う。関税削減は16年の長期にわたって行い、将来的に過去最大輸入量を上回らないようにセーフガードを設定。
③豚肉は差額関税制度が引き続き機能し、高い肉と安い肉をセットで輸入する方式が変わらず、安い肉が大量に入ってくることにはならないであろうこと。
④脱脂粉乳・バターは現在における品不足の範囲内で輸入枠を設定。
⑤チーズは、モッツァレラ、プロセスチーズ等の日本人好みのポピュラーなチーズについては現状維持。

等の理由により生産現場への影響は限定的であると考えます。

さらに、鶏肉・鶏卵や果実など、他の品目も含めて検証し、影響が予想される品目については万全の対策を打っていきます。

決議にあるように「再生産可能となる」よう、すなわち、すべての意欲ある農家が将来へわたって希望を持って営農していけるように、現場に届く対策を打っていきます。

なお、農林水産分野における輸出展開や工業品における自由化等を考え合わせると、TPPによるメリットは少なくありません。地方創生や経済成長戦略にしっかりと活かしていきたいものです。

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