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国土交通大臣政務官・内閣府政務官退任にあたって

本日付けで国土交通大臣政務官・内閣府大臣政務官を退任いたしました。昨年末から10ヶ月弱の期間でありましたが、多くの方々に支えられて任務を全うすることが出来ました。心から感謝いたします。

 特に国土交通分野は、いくつか以前から関与していた分野もありましたが、私にとってはじめての分野も多く非常に貴重な経験をさせていただくことが出来ました。また災害対策など真に緊迫した局面での対応を迫られることもあり、こうした経験を含め、きちんと今後に活かしていきたいと考えています。そして、何よりもそれぞれの担当の方々の真摯な想いに刺激を受けながら仕事を出来たことが何よりの財産ではないかと思っています。

 多くのインフラが更新の時期を迎える一方で、例えば気候変動に伴う激しい降雨の増加などの環境変化を考えれば、単純更新とはいかない部分もあります。そして厳しい財政のもとでどのようにして効率的にそうしたメンテナンスを行っていくことが出来るか、まさに優先順位の見直しもしていかねばならない時期に差しかかっています。

 同時に、建設分野においても、ストック効果、すなわち景気対策としての需要創出ということではなく、生産性向上に真に資するインフラか否かを判断しての投資ということを徹底するという大転換を行っているところでもあります。B/Cのあり方なども、より実態にあったやり方に変えていかねばなりません。

 さらには、鉄道などもそうですが、インフラの輸出に当たっては、中国との価格競争に巻き込まれないための国際標準化や、日本が比較優位を持つ技術、工法、オペレーション等についての知財戦略の強化など、「攻め」に転ずるにあたっての政府支援の戦略化高度化も重要です。こうしたことについて私もいささかなりとも貢献が出来たかとは思っています。

 そして、観光の分野も急速に増加する外国人旅行者に対応するためにはシェアリングの発想を活用せざるを得ないところでもあり、発想の転換が必要とされたところです。特に観光関連産業は成長する主要産業として国の政策の中でも位置づけられ始めたところであり、スピーディーな展開が必要です。

 また交通・物流ネットワークについても、島国日本を世界とつなぐ役割を担う国益に直結する戦略産業である国際航空・国際物流と生活インフラである国内のネットワークを担う国内交通・物流は競争政策の観点でも位置づけは異なるわけで、それぞれに適切な方向性を打ちださねばなりません。この点については、任期が短かったこともあり、また担当の分野か否か(私は基本的には土地・建設産業、鉄道、自動車、観光及び気象を担当)といった問題もあり、あまり貢献は出来なかったのが実態であり、今後党側から様々なかたちで関わっていければと思っています。

 いずれにしても、どの分野についても、必要不可欠かつ転機にあるものばかりであり、この10ヶ月弱の経験を活かし、これからも様々な観点から貢献していきたいと考えています。

 今後の役割はまだ判りませんが、政府で政務官として担った役割については一区切りということで、ご指導いただいた全ての方々に感謝しながら、ここに書かせていただいた次第です。有難うございました。そして今後ともよろしくお願いいたします。

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