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9月失業率は変化なしで,予想外に良いNFPには市場は反応薄

U.S. Payrolls Rise More-Than-Expected 103,000; Jobless Rate Stays at 9.1%

9月非農業部門雇用者数: 103K (予想:55K,前回:0K,前回改定:57K)

9月失業率: 9.1% (予想:9.1%,前回:9.1%)

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9月の失業率は8月と同じ9.1%でしたが,NFPは予想の倍近い103Kの増加でした。また,前月のNFPは増加なしから57Kまで上方修正されています。毎月,下方修正や上方修正に躍らされるのは嫌ですね。雇用統計発表時に無理に取引する必要もないでしょう。もともと雇用統計は遅行指標なので,NFPの移動平均を取って誤差を無視する方法で上向きか下向きかの傾向を知る程度で良いと考えましょう。

製造業: -1万3000人 (前回:-4000人) ※全体は良いのに製造業がマイナスは不気味
建設業: 2万6000人 (前回:-7000人) ※商業施設の建設による増加らしい
金融業: -8000人 (前回:5000人) ※不安定な金融環境が再び解雇増に直結
リテール部門: 1万3600人 (前回:-800人) ※今月のNFPにそれなりに貢献
民間部門: 13万7000人 (前回:4万2000人) ※実は情報関連部門が大きくプラス
政府部門: -3万4000人 (前回:1万5000人) ※政府部門はまたマイナスに戻った

今月は,製造業と金融業のマイナス分をプロサービス・教育・ヘルスケア部門に加えて情報関連部門が大きくプラスなのでNFPが予想外に良くなりました。まあ,情報関連部門については前月の減少の反動もあったのですが…本当の正規雇用してほしいのに一時雇用に甘んじている人が16.5%と2011年で最大になり,「経済的理由」で一時雇用せざるを得ない人が44万4000人増えて930万人にまで増加しました。これでは毎月のNFPが不安定なのもうなずけますね。また,2009年2月以来1年8か月にわたって失業率が8%を越えており,これは1948年に月次失業率がカウントされるようになってから一番長く失業率が高止まりしている記録のようです。日本の「失われた10年(15年)のように経済低成長が続く前触れかもしれません。

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