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- 2011年09月03日 14:16
8月失業率は変化なしだが,NFPが増加なしに転じる最悪の展開…
U.S Employment Stagnated in August
8月非農業部門雇用者数: 0K (予想:68K,前回:117K,前回改定:85K)
8月失業率: 9.1% (予想:9.1%,前回:9.1%)
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8月の失業率は7月と同じ9.1%でしたが,NFPは前月と同じ数字でした。また,前月のNFPも117Kから85Kへ下方修正されています。前々月の上方修正とは対照的に季節調整済でもこのような変動が多いのは中の人の苦労も大変なものですね。為替市場にはある程度織り込み済みなのでレートに大きな動きはない模様ですが,いつも過剰に反応する株式市場にはわかりやすい下落要因となりました。他の経済指標が上向かないと雇用統計は良くならないので,このままでは来月も厳しいと言えましょう。
製造業: -3000人 (前回:3万6000人) ※先月の反動で増加から減少に転じる
建設業: -5000人 (前回:7000人) ※隔月ごとにプラスマイナス振動中
金融業: 3000人 (前回:-7000人) ※不安定な金融環境なのに増加なのは意外
リテール部門: -7800人 (前回:2万6400人) ※今月のNFPに決定的なダメージ
民間部門: 1万7000人 (前回:15万6000人) ※プロサービス・教育部門が食い止めた
政府部門: -1万7000人 (前回:-7万1000人) ※政府部門は未だプラスに浮上せず
今月は,製造業・建設業・リテール部門などのマイナス分をプロサービス・教育・ヘルスケア部門が相殺しているのでなんとか前月水準のNFPが保てたということで,大変厳しい雇用市場の現状および職種間格差を感じます。また,IT産業を含む情報業が-4万8000人と(大型企業買収や事業の廃止のニュースの裏で)大きなリストラがあったのでしょう。一方,政府部門は雇用の受け皿としては引き続き全く頼りにならず,雇用の減少は止まっていません。実際,金融政策としてQE3を行ったとしても雇用の増加に直接的な効果はないでしょうから,今必要なのはFRBの金融政策というよりも米政府の雇用対策の方です。
8月非農業部門雇用者数: 0K (予想:68K,前回:117K,前回改定:85K)
8月失業率: 9.1% (予想:9.1%,前回:9.1%)
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8月の失業率は7月と同じ9.1%でしたが,NFPは前月と同じ数字でした。また,前月のNFPも117Kから85Kへ下方修正されています。前々月の上方修正とは対照的に季節調整済でもこのような変動が多いのは中の人の苦労も大変なものですね。為替市場にはある程度織り込み済みなのでレートに大きな動きはない模様ですが,いつも過剰に反応する株式市場にはわかりやすい下落要因となりました。他の経済指標が上向かないと雇用統計は良くならないので,このままでは来月も厳しいと言えましょう。
製造業: -3000人 (前回:3万6000人) ※先月の反動で増加から減少に転じる
建設業: -5000人 (前回:7000人) ※隔月ごとにプラスマイナス振動中
金融業: 3000人 (前回:-7000人) ※不安定な金融環境なのに増加なのは意外
リテール部門: -7800人 (前回:2万6400人) ※今月のNFPに決定的なダメージ
民間部門: 1万7000人 (前回:15万6000人) ※プロサービス・教育部門が食い止めた
政府部門: -1万7000人 (前回:-7万1000人) ※政府部門は未だプラスに浮上せず
今月は,製造業・建設業・リテール部門などのマイナス分をプロサービス・教育・ヘルスケア部門が相殺しているのでなんとか前月水準のNFPが保てたということで,大変厳しい雇用市場の現状および職種間格差を感じます。また,IT産業を含む情報業が-4万8000人と(大型企業買収や事業の廃止のニュースの裏で)大きなリストラがあったのでしょう。一方,政府部門は雇用の受け皿としては引き続き全く頼りにならず,雇用の減少は止まっていません。実際,金融政策としてQE3を行ったとしても雇用の増加に直接的な効果はないでしょうから,今必要なのはFRBの金融政策というよりも米政府の雇用対策の方です。
- EURO SELLER
- システムトレーダー兼中央銀行ウォッチャー



