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ECBは政策金利を1.25%で据え置き…トリシェ総裁は6月以降に含みを持たす

Trichet Signals Rate Move After June, Says ECB to Monitor Risks

5月5日にECBは先回の利上げの後のレート1.25%で据え置きました。FRBは引き続きゼロ金利政策を継続中ですし,ECBも資源インフレ以外の口実で連続利上げをする強気には出られずに予想通りの展開となりました。インフレリスクに「強い警戒(strong vigilance)」ではなく「極めて厳密に監視する(be watched very closely)」という表現を使ってハト派的な演出をしながらサプライズを与え,一方で6月以降の利上げの期待は含みを残したまま次回の金融政策にもフリーハンドを与えたのは見事だったと思います。

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据え置き自体の予想は市場のコンセンサスを得ていましたが,今回のトリシェ総裁は特別な言質を取られることもなく無事に会見を終えました。一部にはたとえ金利据え置きだとしてももっとタカ派的な発言を期待していた市場参加者もいたかもしれませんが,期待が外れたためユーロドルは大きく売り込まれました。本日のロンドン市場の序盤の動きは一時ドル円が79円台をつけるというドル安・円高の流れでしたが,ユーロ安・ドル高のユーロドルの流れでドル円も80円台を回復したようです。

ここまでの流れとしては,ユーロドルの上限は週初の予想通りとなりましたがドル円の下限は結局破られており,なかなか全ての通貨ペアで上限・下限を正確に予想するのは難しいものです。米雇用統計が連休後半に重なるのは当然としてECBの政策金利発表も今年は5日でしたから,「GWは何かが起きる」というのは今年の場合も例外ではありませんでした。

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