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4月のフィラデルフィア連銀景況指数は事前予想を大幅に下回る−米景気拡大の減速に震災の影響が…

Philadelphia-Area Manufacturing Slows More Than Estimated as Orders Drop

4月フィラデルフィア連銀景況指数: 18.5 (予想:37.0,前月:43.4)

4月のフィラデルフィア連銀景況指数はそれなりの低めの事前予想を大幅に下回って低下。前月の指数からのダウンを予想するコンセンサスよりさらに低い指数となりました。前月が行き過ぎるほど上昇していたのでこれくらい低下しても仕方がありません。重要なのは指標自体がマイナスにならない限り米景気は依然として拡大中であることです。先行指数については前月の63.0から33.6へとこれまた信じられない低下ですが,現況指数より高く30-40程度で推移していれば先行きは明るいです。(下図参照)

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内訳としては,

新規受注: 18.8 (前月:40.3) -> 供給能力の減少で大幅低下が顕著
出荷指数: 29.1 (前月:34.9) -> 在庫分の出荷はなんとかできた状況
在庫指数: 1.7 (前月:12.0) -> 在庫は出し尽くした状況
雇用指数: 12.3 (前月:18.2) -> 雇用指数はまたさらに低下

というように,日本のサプライチェーンの供給能力およびそこからの受注がともに大きく関係していそうですね。ただし,今回用意された特別なアンケートでは80%の人が「今後の景気に日本の震災の影響は特にあるとは考えていない」ようです。この点は,米国本土の震災とは違いますので彼らは普通に楽観的です。

これまで20.0以上前月から低下したケースとしては,以下の月が挙げられますが,

2011/04: 18.5 (前月:43.4,差分:-24.9) ※今回の特徴は引き続き景気拡大中であること
2008/10: -38.9 (前月:-1.4,差分:-37.5) ※リーマンショック時
2001/01: -36.1 (前月:-8.0,差分:-28.1)
1998/09: -14.2 (前月:10.4,差分:-24.6)
1996/01: -14.7 (前月:19.5,差分:-34.2)
1992/10: -4.9 (前月:21.0,差分:-25.9)
1990/09: -43.5 (前月:-18.2,差分:-25.3)

2001年から2008年までは別として,大体2-4年おきに(天災と同じく)忘れた頃にやってくるドカーンという指数低下です。なおこの指標自体のドル円・ユーロドルへの影響は少なく,週全体の流れとしての円高・ユーロ高の方向に完全に埋没してしまっています。

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