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- 2011年04月09日 16:50
ECBは政策金利を1.25%に利上げ…トリシェ総裁は連続利上げについては明確にせず
Trichet Says Interest-Rate Increase by ECB Is ‘Warranted’
4月7日にECBは政策金利を約3年ぶりに0.25%利上げして1.25%にしました。今回の会見では冒頭で日本の津波と地震による震災に対して哀悼の意を表した後,予定通りの利上げを発表しました。将来のユーロ圏のインフレ率についての懸念を表明する一方,現在が極めて緩和的な金融政策であることを強調して連続利上げに含みを持たせました。一方で,相変わらずユーロ諸国の財政政策についてはリストラが必要で賃金の硬直性・労働市場の非流動性・ワーク・インセンティブ不足について注文をつけています。
利上げ自体は事前に織り込まれていた感がありますが,連続利上げについては状況次第であり得るとも予め決定していないとも取れる微妙な会見でした。ともかくFRBやBOJに先駆けてメジャー通貨の中央銀行が利上げを決定したわけです。加えてFRBやBOJはまだ事実上「ゼロ金利」であり金利差が開くことに過剰に反応する愚か者もいるかも知れませんが,個人的にはECBはユーロドルが1.45ドルを越えるほど強くなるのを望んでいないと思います。利上げとは別の点で「強いドル」を望むアナウンスを個別に行うはずです。それにしても,今週は織り込まれていたECBの利上げには反応せずに,米議会が予算協議でなかなか合意に至らなかったので政府機関の閉鎖の可能性があり,翌日になってからユーロドルが急騰するという思わぬ伏兵がおりました。予想が外れた場合でもちゃんと損切りして週末を迎えたいものです。
4月7日にECBは政策金利を約3年ぶりに0.25%利上げして1.25%にしました。今回の会見では冒頭で日本の津波と地震による震災に対して哀悼の意を表した後,予定通りの利上げを発表しました。将来のユーロ圏のインフレ率についての懸念を表明する一方,現在が極めて緩和的な金融政策であることを強調して連続利上げに含みを持たせました。一方で,相変わらずユーロ諸国の財政政策についてはリストラが必要で賃金の硬直性・労働市場の非流動性・ワーク・インセンティブ不足について注文をつけています。
利上げ自体は事前に織り込まれていた感がありますが,連続利上げについては状況次第であり得るとも予め決定していないとも取れる微妙な会見でした。ともかくFRBやBOJに先駆けてメジャー通貨の中央銀行が利上げを決定したわけです。加えてFRBやBOJはまだ事実上「ゼロ金利」であり金利差が開くことに過剰に反応する愚か者もいるかも知れませんが,個人的にはECBはユーロドルが1.45ドルを越えるほど強くなるのを望んでいないと思います。利上げとは別の点で「強いドル」を望むアナウンスを個別に行うはずです。それにしても,今週は織り込まれていたECBの利上げには反応せずに,米議会が予算協議でなかなか合意に至らなかったので政府機関の閉鎖の可能性があり,翌日になってからユーロドルが急騰するという思わぬ伏兵がおりました。予想が外れた場合でもちゃんと損切りして週末を迎えたいものです。
- EURO SELLER
- システムトレーダー兼中央銀行ウォッチャー



