記事

シリア難民と日本の対応

シリアの問題については、ロシアの空爆がISをねらったものではなく、アサド政権に対する反政府組織を狙っているのでは、としてアメリカとロシアが睨み合っています。

シリア難民を、どう受け入れるかについて、EUの各国が話し合いを重ね、今後2年で難民12万人の受け入れを加盟国で分担することを決めました。

しかし、難民や移民のうち保護が認められる人は、今年だけで40万を超えるとみられていて、解決には、国際社会の協力が欠かせません。

その中で、安倍総理は、国連総会の演説で、難民支援の資金拠出については述べましたが、難民の受け入れについては、触れませんでした。

ニューヨークでの記者会見で、安倍総理は、日本がシリア難民を受け入れる可能性を問われて、「移民を受け入れるよりも前にやるべきことがある。女性、高齢者の活躍だ」と述べた、と報じられています。

難民は、人権が迫害されるなど人道上の見地から救済されるべき人で、労働力のひとつとして日本が考えている移民とは違います。

それをわきまえていない残念な発言だと思います。

元国連難民高等弁務官の緒方貞子さんは、「難民の受け入れは、積極的平和主義の一部」と語っています。

日本での難民受け入れが厳しいことは、国際的にも課題とされていると思います。

議員をしていた頃から、難民支援の民間団体の方たちとも話す機会がいくつかありましたが、日本では、ほとんど受け入れていない、といってよい状態です。

昨年は約5000人の難民認定申請に対して、認定数はわずか11人でした。

これは、政府だけの問題ではなく、一人ひとりの国民が、難民をどのように受け入れればよいか考えるべき問題だと考えています。

島国の日本は、どうしても世界の情勢への対応が遅い、と感じることが多いのですが、21世紀の今日、鎖国をしているわけにはいかないのですから、人道的な救済に知恵をしぼることが大事だと思います。

あわせて読みたい

「難民」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    田原氏 野党は安易な反対やめよ

    たかまつなな

  2. 2

    倉持由香 初の裸エプロンに感激

    倉持由香

  3. 3

    ベテランは業界にしがみつくな

    PRESIDENT Online

  4. 4

    数字を捏造 都構想反対派の欺瞞

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  5. 5

    社民党分裂 背景に立民の左傾化

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  6. 6

    世界も注目 鬼滅映画の大ヒット

    木走正水(きばしりまさみず)

  7. 7

    のん巡る判決 文春はこう考える

    文春オンライン

  8. 8

    安倍前首相の嫉妬が菅首相脅威に

    文春オンライン

  9. 9

    新聞読むは32.7% 18歳の意識は

    BLOGOS しらべる部

  10. 10

    処理水見送りにみる菅首相の気質

    早川忠孝

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。