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戦争法制に関するマスコミの「説明不足」の意味 長谷川豊氏は国民に刃を向ける

 戦争法案は、安倍自民党、公明党の強行採決により可決されましたが、各種世論調査によっても政府の「説明不足」という声は非常に大きなものがあります。
各社世論調査:安保「国民への説明が不十分」8割に」(毎日新聞2015年9月23日)
不十分 十分
毎日新聞      78%       13%
読売新聞      82%       12%
日経新聞      78%       12%
共同通信      81.6%      13%

 説明不足というより、説明すればするほど戦争法案は、政府答弁がズタズタ、ボロボロというように政府ですら説明しえない欠陥法案でした。
 それにも関わらず、審議時間が100時間を超えたということだけを根拠に強行採決に踏み切ったのが安倍自民党と公明党でした。
 世論調査において、「説明不足」が多数になるのは必然的な結果なのです。
戦争法案が国民に理解されていないのは与党の審議時間が短いから? いいえ中身が欠陥だからです

 それに悪罵を投げつけているのが長谷川豊氏です。
「安保法案は説明不足」と言うバカメディアは、国民の「努力不足」を糾弾せよ 」(ブロゴス)
 この当然の結末を「バカメディア」といい、さらには国民の努力不足などと言い掛かりをつける悪態です。
 明らかに欠陥だらけの法案を出してきて、それを国民が努力が足りないなどというに至っては最悪の全体主義思想です。
 そして、これに群がるネトウヨたち。お決まりの状態です。

 私自身もこの「説明不足」という言い方に問題がある場合があると考えるところではあります。
 マスコミの論調には、政府に対し、国民に丁寧な説明を心掛けよなどという論調をみるにつけ、どこまで政府の肩を持つ気なんだろうと思わざるを得なくなるわけです。
マスコミの決まり文句 「丁寧な説明が求められる」 戦争法案の内容が問題なのに

 それが最後(強行採決の後)に来て、ようやく批判的に「説明不足」を取り上げたのかという感じなのです。
 もともとこのように「説明不足」という言葉は権力側におもねるものであり、マスコミの姿勢が問われた場面でもあります。その意味ではマスコミの見識も問われました。
 それが長谷川豊氏に掛かると、逆に「バカメディア」であり、本音は「バカ国民」ということなのでしょう。
 長谷川豊氏やネトウヨたちが、国民を見下している様子がよくわかります。

 このような憲法違反の戦争法制は廃止されなければなりません。ウヨク勢力が持ち上げているというだけでその危険性は明白なのです。
戦争法制廃止と違憲の閣議決定の撤回 共産党の国民連合政府 野党の選挙協力に期待する

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