記事

「多様な」家族の絆を守れる制度に

「子どもが5人いる」と言うと、必ず返ってくるのが「表彰したい」という言葉である。
もちろん、表彰されたことも、優遇されたこともない(笑)

実際に多子を育てた実感としては、この国の少子化対策なるものは長らく「一人っ子以下政策」であったということだ。
ひとりを育てるだけでもやっと・・、という状態。
5人も産んだら、時に懲罰かと思うほど疲弊する。
子どもの数が増えれば、テマ・ヒマ・カネがスーパーのまとめ買いのように2割引、3割引と安くなるかと言ったら、残念ながらそうではない。

先日「自民党家族の絆を守る特命委員会」が取りまとめた「家族の絆を強くする税制についての提言」案では「夫婦控除」と「遺言控除」の導入が柱となっているが、いやいや、ズレているよね。
少々の経済的アドバンテージがあるだけでは人は結婚しないし、子どもも産まない。
単に子どもの数を増やしたいだけなら「ひとり産むごとに1000万円無利子で貸し出す。4人目産んだら全額返済しないでよし」としたら、爆発的に子どもは増えるだろう・・・って、これは「ナチスの手口」である。
それで親も子も幸せになるとはとても思えない。

婚姻の状況で経済的な縛りが出たり、親の婚姻の状況で、子どもにとってまで経済的有利不利まで決まるというのではたまったものではない。
子育てに「金がかからない」ことは大事だが、それは子どもが生長する段階で、学費や医療費が無料ということで担保されるべきなのだ。

作るべきは「『多様な』家族の絆を守る」制度なのである。
だからこそ、ワタクシは「家族制度」にこだわりながら市民活動・政治活動をしている身として、ここはしっかり言っていかねば、と思っている。

あわせて読みたい

「子育て」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    都の感染者が3865人のからくり 検査数が増えれば陽性者数も増える

    諌山裕

    07月30日 13:07

  2. 2

    「2021年になって未だに?」 NHKきっかけに日本のFAX文化が世界に 海外からは驚きの声

    BLOGOS しらべる部

    07月29日 17:14

  3. 3

    もう、オリンピック・ムードに浸り続けるのは無理なんじゃないかな

    早川忠孝

    07月30日 08:37

  4. 4

    歌舞伎×ジャズピアノ、タップダンスにイマジン…五輪開会式はなぜ変化球で攻めたのか

    毒蝮三太夫

    07月31日 08:05

  5. 5

    なぜ無効な政策をいつまでも続けるのか?

    青山まさゆき

    07月30日 16:11

  6. 6

    緊急事態宣言下で爆発している今の状況での延長なんて反感しか産まない ただ政府だけに責任押しつけるな 

    中村ゆきつぐ

    07月31日 08:58

  7. 7

    「桜を見る会」不起訴処分の一部を不当に 検察審査会法の改正は司法改革の大きな成果

    早川忠孝

    07月30日 19:09

  8. 8

    五輪で弁当4000食廃棄にショック 河野大臣も驚きのけぞる

    柚木道義

    07月30日 10:28

  9. 9

    無法地帯になってきた空港と選手村 感染爆発が止まらないのも道理

    田中龍作

    07月31日 08:43

  10. 10

    表現の自由を侵害? ネットフリックスなどへの規制に向かうイギリス

    小林恭子

    07月30日 13:34

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。