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年金変更漏れ救済に士業として思う

夫が脱サラなどで会社を辞めて厚生年金(2号被保険者)から国民年金(1号被保険者)
になった場合には、ご主人に扶養されている主婦の方も3号から1号へ切り替え手続きを
行って、国民年金保険料を支払わなければなりません。

その切り替え手続きをせずに、国民年金の未納状態になっている人が数十万人もいる
ということで、政府は、2年分のみ保険料を納付すれば、後の期間は3号被保険者とみな
して国民年金保険料を支払わなくても年金がもらえるという救済策を発表しました。

すでに1月から運用が開始されていますが、ここにきて、総務省からも見直しを求める声
が出てきています。

そもそも、この重要事項が法改正ではなく、課長通達で行われているという点は
見過ごせませんね。 

1月11日のブログ年金変更漏れ 救済へでも優遇されすぎでは?と書きましたが
私は税理士として起業をお考えの方からご相談を頂くことも多いので、士業の立場から
も思うところがあります。

脱サラを考えている方は、税金面のことは結構気にされていますが、会社勤めを辞める
ことで、ご自身の年金や健康保険がどのように変わるかということにはあまり関心を払わ
れていません。

起業相談では、奥様の年金の切り替えをして保険料を払っておかなければ、将来
無年金となるリスクもあわせてお伝えしてきました。

確定申告時期の税務相談でも、ご主人の年金保険料控除証明書しかない場合は、
奥様の分も引けますが奥様の年金はどうされていますか?と一声かけています。

切り替えをしていない方には、手続きを簡単に説明したり、払えないという方には、
免除制度もあるので窓口での相談もお奨めしていました。

私が相談者の方にお奨めして、切り替え手続きをされた方は大勢います。

この救済策どおりになると、相談に見えた方、専門家の奨めに従って手続きされた方
より「知らなかったから何もしなかった」「誰かに確認しようとも思わなかった」方の方が
優遇されてしまうことになります。

追納期間を2年でなく10年にしたり、追納できない期間は、年金額には反映しないが
年金加入期間となる「カラ期間」にするなどは出来なかったのでしょうか。

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