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ミリオンタイトル一覧から見る国内ゲーム市場の趨勢

Wikipediaによれば、現時点で国内100万本の売上を達成したゲームソフトは250タイトル存在する。これらの一覧を見るだけで、国内ゲーム市場の流れが見えてくる。

ランキング

出荷数にもとづいてランキング表示したのが次のグラフだ。出荷数が与えられていないタイトルについては売上数を利用している。スナップショットは上位50タイトルしか表示していないが、250タイトルの完全なものを見る際には本エントリ一番下のインタラクティブVIZを確認されたい。

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ハードウェア種別ごとに色分けしているが、おおよそ据え置き型ゲーム機を寒色系、携帯型ゲーム機を暖色系に分類している。上位を携帯型ゲーム機が占めているが上位タイトルはポケモンで占められており、ポケモンという化物タイトルが国内ゲーム市場全体を支配したと言える。据え置き型ではスーパーマリオの2タイトルがドラクエを上回っている。

年別分布

さらにミリオンタイトル一覧を年別に見たのが次のグラフだ。20世紀はファミコン、スーファミ、ゲームボーイと任天堂ハードの寡占状態だ。1997年からPSが出てくるが、その勢いは2000年台初めまでだ。2005年以降はニンテンドーDSが隆盛を誇り、今に至るまで携帯型ゲーム機の勢いは継続している。

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近年では据え置き型ゲーム機におけるミリオンタイトルは極めて少なくなっており(直近は2014年のマリオカート8の103万本)、ほとんどのミリオンタイトルはニンテンドー3DSタイトルで占められている。2007年から気を吐いたWiiのように据え置き型ゲーム機ならではの魅力のあるギミックがなければ、据え置き型ゲーム機は今後のメインストリームとはなり得ないのではないか。PlayStationRVRがそれを担うかどうかはまだわからない。

ジャンル分布

ジャンル分布はRPGが強いという国内ゲーム市場の特性をよく表している。もっともポケモンが圧倒的なので、これを独立したジャンルとして分けて考えれば、RPGの存在感はアクションと同程度まで下がる。ポケモンを除けば国民的ゲームと言われるDQやFFがRPGタイトルの多くを占める。

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ジャンルごとにハードウェアが偏っていることも興味深い。スポーツ、シミュレーションRPG、シューティング、格闘などは250位まで見てもすべてが据え置き型ゲーム機のタイトルで占められており、携帯型ゲーム機では1タイトルもミリオンタイトルが出ていない。ジャンルの特性なのかユーザ層の特性なのかあるいはその両方が影響しているのだろうか。

ハード別分布


最後はハード別分布だ。上位50位に絞ると任天堂とソニーのハードしか出てこないが、250位まで表示させれば1タイトルだけセガサターンのタイトルが出てくる(バーチャファイター2の130万本)。また、PS3もミリオンタイトルは1本のみだ(FFXIIIの192万本)。PS2ではミリオンタイトルが23本あったことを考えると、完全に市場が変わってしまったということがよく分かる。一方でニンテンドーDS、DS3、PSPは好調な売上で推移しており、スマホゲームに毒されていない層に受け入れられているのだろう。

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インタラクティブViz

初期値では上位50タイトルだが右上のスライダを操作すると表示するタイトル数を変更(1-250)できる。上部のリンクを選択することでランキング、年別分布、ジャンル別分布、ハード別分布を切り替えてみることができる。マウスをそれぞれのバーにポイントするとツールチップで詳細が表示される。凡例のハードを選択すると当該ハードだけハイライトすることができる。関心がある人にとっては興味深いデータになっていると思うのでいろいろ触ってみてほしい。

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