国会議員の数さえ揃えられれば政権を奪取することも不可能ではない、という簡単なことを共産党も学んだということだろう。
この通常国会で成立した安保法制関連法の廃止を求めて国民連合を作り、国民連合政権を作ろうと共産党が本気で呼び掛けているようだということを知って、急遽この一文を書いておくことにした。
自民党と連立を組んで生き残っているのは公明党ぐらいで、中途半端な政党はいずれ自民党に呑み込まれて終わってしまうか、自民党と離れて徐々に自滅していくしかない、ということは永田町の関係者ならほぼ共通の了解事項として持っているはずだ。
それでは、共産党と連合政権を組んだらどういうことになるのか。
共産党がずいぶんマイルドな外観を装うようになったから、おう、共産党もよくやっているじゃないか、民主党は頼りにならないから、共産党に票を入れてみようかしら、などと浮動票の一部が共産党に流れ始めているような雰囲気があるが、ご冗談でしょう、と一蹴しておいた方がよさそうである。
共産党がどんな政策を打ち出してくるか分からない。
共産党が本当は何を考えているのかは分からない。
まあ、分からないところと滅多に手を握るものではない。
共産党によく勉強している人たちが多いことは認めるが、自由とか民主とは相容れない何かを共産党は持っていそうだから、共産党が勝手に候補者を降ろすのは自由だが、選挙協力を名目に共産党を政権の一翼に入れようなどということは考えないことだ。
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- 2015年09月21日 19:19