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イエレン議長に、世界はもっと感謝しろ!

(世界は女で持っている…)

そういうコトを、最近ほど実感したことはありません。

危機に際して、ちゃんとリーダーシップを発揮しているのは女ばかり。

一例として難民を受け入れるというガッツある決断を下したのはメルケル首相であり、あらゆる意味で、彼女でなければ到底できなかったことだと思います。

また中国経済の減速で、世界のマーケットは暴落の危機に瀕しているのですが、そこでFRBのルールブックを放り出し、「利上げしません」というガッツある決断を下したのはイエレン議長です。

ウスノロな投資家は、「ほらみろ、利上げ見送りでマーケットが下がったじゃないか。やっぱり市場は嫌気している」とかアホなコメントをしているけれど、もし先週FRBが利上げしていたら、この程度の下げでは済まなかったということに、なぜ頭が回らないのかねぇ(笑)

イエレン議長の「なりふり構わない」ぶりは、記者会見に如実に表れていました。なぜなら、彼女は「世界の経済が……」という言葉を10回繰り返したし、「中国経済が……」ということは16回も言及したのです。もし火星人がこの記者会見を盗聴していたとすれば、あれはてっきり中国の中央銀行の記者会見だと思ったでしょうね。

FRBが米国議会に対して負っている使命とは、アメリカ国内における雇用の最大化とインフレ率を2%前後に安定させることの二つだけです。世界がどうなろうと、それは本来、FRBの関知することでは無いのです。それを敢えて無視し、イエレン議長は世界のために立ち上がった。僕が「ルールブックを放り出して、頑張った」と言っているのは、そのため。

先週のFOMCミーティングに関する細かいポイントについては、マネックス証券の臨時セミナーで詳しく解説したので、その動画を見てください。

録画:マネックス証券主催「米国株臨時オンラインセミナー」

今後の展開ですが、米国株は8月につけたザラバの安値を試しに行く展開になると思います。これは前から言っていることです。

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今回、その安値を下回るかもしれないし、それより上の位置で止まるかもしれない。そこらへんの細かい事は、僕にはわかりません。でも、ゲロ吐きたくなるような怖い場面は、まだこれからだということ。

今は、まだ大部分のキャッシュを温存し、オシッコちびりそうな怖い日だけを選んで、ちょっとだけ出動すること。

日本株は、僕の専門じゃないけど、アウトだと思います。まずチャートが他国市場より汚い。

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上に紹介した動画の中でも解説したけど、いまだに「ドル高・円安」が世界の基調だと思っている人が居るなら、それは考えを改めた方がいいです。イエレン議長は、そういうコトは一切、言っていない(笑)

いま、これ以上円安にならない、わけわかんないガバナンスの緩い大型IPOが相場の地合い無視で強行されようとしている、しかも世界は政府の借金の膨張という問題に対して、うさんくさい目を向けつつある……そういう環境で、なぜ日本株に強気になれるのですかね?

世界の中央銀行が、じゃぶじゃぶに緩和から脱却できない……そのジレンマに苦しんでいるからこそ、コガネムシたちが蠢動しておるわけです。

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今週末から、デンバー・ゴールド・フォーラムだ。盛り上がるぜ、今年は。www

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