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H28概算要求-その2_沖縄のための陸自の海兵隊化

陸自の海兵隊化の動きは、現大綱が出た頃から始まっていますが、来年度の概算要求では、これでもかと言うほどになっています。

関連する項目をピックアップしてみましょう。

装備面では、12機ものオスプレイを一気に調達しますし、水陸両用車であるAAV7も、11両の調達を進めます。

水陸機動団関連の施設整備にも、AAV7の取得費用以上のお金をかけて整備します。

○ 水陸両用作戦関連部隊等の整備(109億円)
・水陸両用車部隊の拠点整備(崎辺)
・水陸機動団(仮称)関連施設の整備(相浦)


大規模な訓練関係でも、米海兵隊との共同訓練や統合着上陸訓練が実施されます。

〇米国における米海兵隊との実動訓練(アイアン・フィスト)
米国カリフォルニア州キャンプ・ペンデルトン周辺海域に陸上自衛隊部隊を派遣し、島嶼部での作戦に必要な戦術・戦闘及び米海兵隊との相互連携要領を演練
○ 国内における統合訓練の実施
水陸両用作戦に関する自衛隊の統合運用能力の向上を図るため、南西諸島等において、着上陸訓練等の実動演習を実施


陸自装備ではありませんが、AAV7を運用するため、海自のおおすみ型輸送艦の改修も行われます。

開発関連では、米海兵隊が、オスプレイやヘリでの空中機動を重視しているように、前述のオスプレイ大量調達だけでなく、UH-Xの共同開発にも多額の予算が投入されます。

○ 新多用途ヘリコプターの共同開発(122億円)
・現有装備(UH-1J)の後継として、各種事態における空中機動、大規模災害における人命救助等に使用する新多用途へリコプターを開発


編成面でも、水陸機動教育隊(仮称)の新編が盛り込まれています。

かたや、陸軍らしい装備については、10式戦車の調達が、ついに年3両まで絞られ、替わりに機動戦闘車が36両も調達されることになっています。
これは、着上陸装備ではないものの、機動戦闘車の調達が、”島嶼部に対する攻撃への対応”用として”迅速な展開・対処能力の向上”の項目で記載されているように、陸自の海兵隊化と目的を一にした調達だとみることができます。

この陸自の海兵隊化は、別記事で細かく書く予定ですが、対中国シフトの鮮明化にリンクしています。

海兵隊化は、中国による侵略から島嶼部(沖縄)を防衛するための、陸自のトランスフォームなのです。

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