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ロイター調査:17日の米利上げ見送り、半数やや上回る

[16日 ロイター] - ロイターが実施した調査では、米連邦準備理事会(FRB)が17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で利上げを見送るとの見方が半数をやや上回った。

前週の調査では、FRBが約10年ぶりの利上げに踏み切るとの見方が半数をわずかに上回っていたが、ここにきて状況が逆転し、据え置き観測が優勢となっている。

調査は、北米、欧州を拠点とするエコノミスト80人を対象に実施。前週末時点から予想を維持しているかを尋ねた。前回調査に参加していないエコノミスト数人も含まれている。

利上げ予想が35人に対し、据え置きは45人。米プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)では、12社が据え置き、残り10社が利上げを予想した。

前回調査から予想を変更したエコノミストは5人で、利上げ予想から据え置きに転じた。一方、据え置きから利上げに予想を変えたエコノミストはおらず、利上げ予想が後退したことを示唆している。

スタンダード・チャータードのシニアエコノミスト、トーマス・コスターグ氏は「イエレンFRB議長は7月の議会証言以来、重要な発言を行なっておらず、明らかに沈黙を保っている」とし、「世界経済への根強い懸念を背景とする最近の国際金融市場の混乱が、短期的に利上げ開始のハードルを上げた」と分析する。同氏は利上げ予想を9月から12月に変更した。

FRBの事情をさらに複雑にしているのが市場とのかい離だ。

16日の金利先物相場が織り込む9月利上げの予想確率は25%程度。FRBはこれまで市場に対し利上げに備えるよう示唆してきたが、市場は現時点での利上げに対応する態勢を整えていない。

また今後の金利の道筋をめぐり、債券市場が織り込む見方とFRBの見解は長らく食い違っている。

調査では、FRBが利上げに踏み切った際、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現行のゼロ━0.25%のレンジのまま引き上げるとの予想が約85%を占めた。一方、回答者の15%は、以前のように特定水準に戻るとの見方を示した。

17日にFRBが利上げを見送った場合、利上げ時期として最も有力視されているのは12月。年内の利上げはないと予想したエコノミストは80人中5人にとどまった。

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