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アップルのiPhone6SとiPhone6S Plusは売れているのか? 本来、iPhoneを買えない「背伸び」層まで、取り込みに行っている?

アップル(ティッカーシンボル:AAPL)のiPhone6SとiPhone6S Plusがいよいよ9月25日から店頭に並びます。

投資家の関心は需要がどうなのか? ということですが、これについては、いまひとつハッキリしません

アップルは去年iPhone6が販売されたときの実績を上回るペースになっていると発表しています。

ただ、これは額面通り受け取れない面があります。まず去年iPhone6が最初に売出されたときは、中国市場は含まれていませんでした。今年は初めから中国市場が含まれています。中国市場がiPhone販売の20%を占めることを考えると、今年、iPhone6Sが去年の実績を上回るのは当然のことなのです。

次にアナリストが不安を表明している点は、去年まではアップルは事前予約注文(pre-order)の数字を公表していました。しかし今年から事前予約注文数を公表しなくなったという点です。このことから(ひょっとすると去年の実績である400万台を割り込んだな)と考えるアナリストも一部に居ます。

実際の販売数は、販売開始時にどれだけのユニット数が店舗に出荷できるか? 言い換えれば生産が間に合っているかどうかに左右されるため、需要を測る尺度としては使えないという指摘もあります。だから事前予約注文の数字同士を比較した方が良いというわけです。今回、アップルがこの数字の公表を取りやめたことに対し、アナリスト達から残念だという声が上がったのは、そのためです。

ただ、市場に漏れ伝わっている情報からは、iPhone6SならびにiPhone6S Plusの生産が需要に追い付いていないことは確かのようなので、それなりの数字になることは間違いありません。

去年と同じ土俵で比較するために、中国を除いた数字で比較すると、前年比±0%から+5%程度の成長になるのではないかと思われます。

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ところでアップルは今回からiPhoneの販売にあたり、これまでより更に購入の際に消費者が選べる選択肢を増やす意味で、リース(!)を開始します。

まるで自動車みたいですね。

リースという選択肢が出来ることは、新しい需要を喚起すると思います。だから株的にはプラスです

その反面、スマホの普及は、既に普通の購入プランで買うことが出来る消費者を取り込み尽くし、いわばサブプライムのような、本来であればスマホを買えない、ないしは背伸びするべきでないような消費者までリーチしに行っているという、冷ややかな見方もあります。

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