記事
- 2010年12月28日 14:50
米国の中期経済見通し? 雇用・物価動向②・・・労働生産性
1/2
前の記事で見たとおり、ULCを予想するためには労働生産性の仮定を置かなければなりません。生産性の決定要因は、教育や人口・産業構成など様々な仮説があるようですが、たぶん未だに確たる説明は得られていないと思います。なので、下手に推計するよりもトレンドを見たほうが適切かと思います。ま、その方が楽ですしねw
このグラフは米国の労働生産性の推移を対数グラフで見たものです。米国の労働生産性は明らかに長期的なトレンドを示しており、そして戦後の間に幾つかの屈折点があります。おおまかに言って、73年に労働生産性上昇率は低下、97年に上昇、そして04年に再び低下している。景気動向に短期的に左右されることはあっても、このトレンドの変化は(短期的な)景気循環とは無関係であるように思います。
画像を見る
また、労働投入の他に資本投入も考慮した全要素生産性(MFP)で見ても、同様の時期にトレンドの転換が見られます。
画像を見る
期間を少し短縮して80年以降のグラフです。紫色の期間はいわゆるドットコム・バブルの時期で、生産性革命!?とか言われていましたね。この生産性上昇率の加速が企業収益を押し上げ、バブルを引き起こし、そしてサプライサイド・ショックから02年ころのデフレ懸念を生みました。そして、デフレ懸念に対応した利下げと04年からの生産性上昇率の下方屈折がより不健全なサブプラ問題に繋がった、という解釈もできるかもしれません。
このグラフは米国の労働生産性の推移を対数グラフで見たものです。米国の労働生産性は明らかに長期的なトレンドを示しており、そして戦後の間に幾つかの屈折点があります。おおまかに言って、73年に労働生産性上昇率は低下、97年に上昇、そして04年に再び低下している。景気動向に短期的に左右されることはあっても、このトレンドの変化は(短期的な)景気循環とは無関係であるように思います。
また、労働投入の他に資本投入も考慮した全要素生産性(MFP)で見ても、同様の時期にトレンドの転換が見られます。
期間を少し短縮して80年以降のグラフです。紫色の期間はいわゆるドットコム・バブルの時期で、生産性革命!?とか言われていましたね。この生産性上昇率の加速が企業収益を押し上げ、バブルを引き起こし、そしてサプライサイド・ショックから02年ころのデフレ懸念を生みました。そして、デフレ懸念に対応した利下げと04年からの生産性上昇率の下方屈折がより不健全なサブプラ問題に繋がった、という解釈もできるかもしれません。



