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地方再生はバラマキでは無理

短期間だが日本に帰る機会がありいろいろな人の話を聞く機会もあった。あまりデータに基づいてはいないが感じたことを少しだけ…。

特に地方都市を回って思ったことは地方再生ということに対して熱意を持っている人が多いなあという印象。そして、地方は高齢化しているから…というがやはり高齢者はそれなりに元気でお金もあるので何かをやろう。あるいは、若者が何かをやりたいなら多少ならお金を出す準備がある人も多いということだろう。

そう考えると、地方を立て直すといっても高齢化だし…。地方にはお金がないから…。(=そしてその言い訳が安易なバラマキの選挙対策につながる)というのはやはり間違いというか事実誤認に基づいたいいわけじゃないかという気がした次第である。

勿論、高齢化/過疎化で身動きが取れなくなっている自治体や地域も多いのだろうが、そもそも地方を活性化するということは地域の中で勝ち組と負け組が明確に出てくるということなのでそれもまた致し方ないということだ。

本当に必要なのは地方にお金をばらまくから何かやりなさい。商品券を配るからこれを地元で使いなさいというような安易な発想ではなく、地方や地域がやりたいと考えていることを簡単にできるように地方への権限移譲、規制緩和をさらに行っていくことなのだろうと思う。本当にやりたいことができるのならば地方に帰ってやってもいいと思っている人は実は若者にも非常に多いのは事実だろう。都会の生活は楽しいけれどもストレスフルなのは誰もが認めるところだ。

そもそも論として国全体の財政がますます苦しくなる中で中央政府が貧しい地方政府に援助し続けるというのは無理な話なのだから。そのような形の地方再生がうまくいくはずもない。一方でおそらく多くの人が思っている以上に地方にはアイディアも意欲もお金もまだまだあるというのが個人的に改めて感じた印象だし、自分の生まれた地域やゆかりのある地域ががんばっていると聞けば今は東京や海外に住んでいてもお金を出してもいいというお金持ちもたくさんいるだろうし、これだけビジネスチャンスが限られる中で地方から生まれた面白いアイディアのビジネス化に協力したいという大企業も多いはずだ。

そう考えるとやはり大阪都構想が前に進まなかったことは非常に残念である。

と、少し雑感的なことを書いてしまったが来週以降また気合いを入れて書いていくつもりである。

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