前回のエントリーの続きです。
今度はニッセイ日経225インデックスファンドの保有銘柄を保有株数順に並べてみます。
画像を見る
ほとんどの銘柄(194銘柄)が154千株の保有となっていることが分かります。
その1/10の15千株保有銘柄も14銘柄となっています。
その1/100の154株保有が5銘柄。
これを見てどう感じるか?
「何ていい加減な構成だ」という意見もありそうです。
多少の調整はありますが、同株数だけ買っているインスタントな投資法です。各銘柄1株ずつの組み合わせを1ユニットにして、流入資金が増えればそのユニットを金額分追加するだけです。資金流出時にはそのユニットを必要額だけ解約です。(実際には全銘柄が同株数ではないのでその調整や、流動性によって童子の組み入れが難しかったり、先物を利用した取引もあります)
発行株数が少ないから株価が高いだけの値嵩株に左右されるような指数など、日本経済を代表する指数とは言えないという意見もあるかと思います。私もこの指数が経済を代表する構成になってはいないと思います。
しかし、その一方で、そんないい加減な指数が時価総額指数であるTOPIXとほぼ同じような動きをします(最近は少し連動性が薄まっています)。これは分散効果の面白いところです。
日経平均の投資指数としての優劣は置いておくとして、日経平均連動ファンドに投資している人は、自分がこのような比率で投資していることを知っておいていいのではないでしょうか。
記事
- 2011年04月14日 23:49