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ECB、インフレ・成長予想引き下げ 中国リスクで下振れ警戒

[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は3日、主要政策金利を据え置くとともに、ユーロ圏のインフレおよび成長見通しを下方修正した。ドラギECB総裁は理事会後の記者会見で、経済状況は今後悪化する恐れがあるとの認識を示した。為替市場でユーロは1%下落、2週間ぶり安値をつけた。

ドラギ総裁は状況がさらに悪化すれば債券買い入れプログラムの延長もしくは拡大に踏み切る姿勢を示す一方、現時点では理事会内でそうした議論は全くないと強調した。

ECBは、原油安や中国など新興国経済の減速、ユーロ高に伴い、中期的なインフレ目標を達成できない確率が高まったと指摘。ドラギ総裁は1兆ユーロを超える資産買い入れ策は緩やかながらも円滑に機能しており、理事会として追加措置を講じる用意と意思はあるが、現時点での行動は時期尚早と判断したと説明した。

「理事会はとりわけ、規模、構成、期間の調整において、資産買い入れプログラムが十分な柔軟性を提供するという点を指摘する」とした。

量的緩和(QE)プログラムについては小幅な変更を加え、1銘柄当たりの買い入れ上限を従来の25%から33%に引き上げた。

インフレ予想は2015年が0.1%、16年が1.1%、17年が1.7%とし、前回6月予想の0.3%、1.5%、1.8%からそれぞれ引き下げた。成長見通しも15年が1.4%、16年が1.7%、17年が1.8%とし、前回予想の1.5%、1.9%、2.0%から下方修正した。

今回の予想について総裁は、8月12日以前の情報を基に作成しており、最近の中国経済の大幅な悪化などは考慮しておらず、中国の動向は見通しに対する下振れリスクとの認識を示した。

ただインフレ予想の引き下げに関し、理事会は一時的な要因によると考えているとし、すべての関連要因を注視すると述べた。

クレディ・アグリコルはノートで「ECBが追加QEを発表すると想定するのは時期尚早にみえても、インフレ期待の一段の低下を回避するため、総裁はよりハト派的な姿勢を示すことを検討すべき」と指摘した。

ECBは予想通り、主要政策金利のリファイナンス金利を0.05%に据え置いた。上限金利の限界貸出金利は0.30%、下限金利の中銀預金金利はマイナス0.20%に据え置いた。

*内容を追加して再送します。

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